時間 | 講演者 タイトル |
---|---|
10:00 ~ 11:15 | 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 橋本 潤 様 「パワーコンディショナ等の評価・認証試験へのCHIL活用について」 |
11:15 ~ 11:35 | Mywayプラス株式会社 「PSIMユーザ会(ミニ) DLLの活用 ~パナソニック様よりご講演~」 |
11:35 ~ 11:55 | 株式会社エー・アンド・デイ 「電動車開発におけるモデルベース開発とHILS活用事例」 |
11:55 ~ 12:15 | 電子磁気工業株式会社 「磁性材料の評価で大切な交流磁化測定について」 |
13:00~14:15 | イータス株式会社 赤塚 輝彦 様 日置電機株式会社 小林 宏企 様 「今後の電動パワートレーン開発に求められるパワーエレクトロニクス制御の計測事例」 |
14:15 ~ 14:35 | 株式会社ケミトックス 「パワーデバイスおよびパワーデバイス材料のJPCA熱抵抗・過渡熱抵抗測定サービス」 |
14:35 ~ 14:55 | Innoscience Technology Co., ltd. 「Innoscience GaNの性能と信頼性、その応用例の紹介」 |
14:55 ~ 15:15 | テレダイン・レクロイ 「次世代パワーデバイス評価に必須!1GHz高電圧光絶縁プローブによる測定」 |
16:00~17:15 | ローム株式会社 財津 俊行 様 ローム株式会社 大河内 裕太 様 「SiCデバイスレベルから、システムレベルまでPLECSのソリューションで一気通貫のパワエレ設計」 |
タイトル |
パワーコンディショナ等の評価・認証試験へのCHIL活用について |
講演者 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター 主任研究員 橋本 潤 様 |
詳細 |
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力系統に接続される電源等が従うべきルール(グリッドコード)の改訂が進められている。これにより太陽光発電・蓄電池等の分散電源(DER)は、系統をサポートするような高度かつ柔軟な制御が求めれるようになる。そのため、パワーコンディショナ等の系統連系試験において試験項目の大幅増加により試験時間・コストが増加することが懸念されている。加えて、分散電源に柔軟な制御を求めることにより系統との相互作用などを考慮した事前評価の必要性が高まることが想定される。 本講演では、次世代パワーコンディショナ等の開発・評価試験にコントローラー・ハードウェア・イン・ザ・ループ(CHIL)技術を活用し、系統連系試験を簡略化する取り組みなどを海外の事例を踏まえて紹介する。 |
略歴 |
2010年 独立行政法人産業技術研究所(当時)(現国立研究開発法人産業技術総合研究所)入所。 スマートグリッド、スマートインバータ、慣性力を提供する次世代インバータ等についての研究開発に従事。 現在、太陽光発電や蓄電池向けのスマートインバータの試験法の開発や国際標準化活動、スマートグリッドに係る国際ネットワーク(IEA IESGAN SIRFN)にてHIL等の次世代評価技術等の標準化に向けた活動等に従事。 |
タイトル |
今後の電動パワートレーン開発に求められるパワーエレクトロニクス制御の計測事例 |
講演者 |
イータス株式会社 技術サポート部 フィールド・アプリケーション・エンジニア 赤塚 輝彦 様(左) |
日置電機株式会社 カスタマーマーケティング部 エネルギープロダクトマネージャー 小林 宏企 様(右) |
詳細 |
従来の内燃機関における自動車パワートレーン開発では、制御ソフトウェアとエンジンの状態を多種多様な計測機器を用いて、同期的に計測する必要がある。自動車業界では、この課題に対し共通の通信プロトコルを規定(ASAM XCP)し、統合的に計測する仕組みを構築することで解決を図った。 一方昨今のパワートレーン開発は電動化への移行が急速に進んでおり、電動モータをはじめとするパワーエレクトロニクスの計測においても制御システムとの同期的な計測環境の構築が求められてきている。 本講演では、自動車パワートレーン開発に求められるパワーエレクトロニクスの計測事例として、制御ソフトウェアとの同期計測を実車での例を交えて紹介する。 ・自動車開発の計測通信手法 - XCP計測 概要、CAN計測概要 ・電気計測機器のXCP化(HIOKI LR8450) ・EVモータを想定してのモータ効率マップ作成の例 ・実車BEVでのCANとモータ効率の同時計測実例 |
略歴(赤塚様) |
2007年3月ボッシュ株式会社入社、ESC車両適合エンジニアとして車両適合業務に従事した後、ESCカスタマープロジェクトマネジメントに従事。 2019年12月イータス株式会社入社。技術サポート部にてプリセールエンジニアとして、イータスツールチェーンプロジェクトに従事。 |
略歴(小林様) |
2003年 日置電機株式会社入社、主にパワーアナライザのデジタル回路・FPGA設計を担当。 その後、主任研究員・製品開発責任者を歴任。 2018 年からは、エネルギー計測市場の商品企画と技術サポートに従事。 |
タイトル |
SiCデバイスレベルから、システムレベルまでPLECSのソリューションで一気通貫のパワエレ設計 |
講演者 |
ローム株式会社 システムソリューションエンジニアリング本部 FAE2部 アナログ・パワーFAE課 産機・民生G 主席技術員 財津 俊行 様(左) |
ローム株式会社 研究開発センター 基幹技術研究開発部 先進パワーソリューション課 大電力応用技術G グループリーダー 大河内 裕太 様(右) |
詳細 |
電源の設計には、SiC, GaN, IGBTデバイスなどのパワーステージ・レベルの設計、制御ループの入った単独システム・レベルの設計、そして、電源の入力や出力側に接続されるシステムも含めた、全体システム・レベルでの設計の3つから成る。これらの設計効率・精度を上げるために、シミュレーション(SIM)は欠かせない。ロームではそれらの設計ソリューションとして、デバイス選定を瞬時に行えるWeb-SIMや、回路・熱・システムSIMに適用可能な種々のデバイスモデルを提供している。今後は、リアルタイムシミュレーションと連動したデジタルツインによる設計のフロントローディング化やフィールドでの品質向上・リスク低減への発展も可能である。 |
略歴(財津様) |
博士(工学) 1985年 NEC入社 通信用電源の設計を担当 1993年 バージニア工科大学客員研究員 2000年 ルーセント・パワーシステムズ,ジャパンセンター長 2001年 TDK株式会社 2004年 米TDK Innoveta Inc. ディレクター 2006年 米TI Inc. アプリケーションエンジニア 2007年~2014年 日本TI 上級主任技師 2015年~2020年 オムロン 技術専門職 2021年~ ローム株式会社 技術サポート担当 |
略歴(大河内様) |
2010年 ローム株式会社入社 2010年~ スイッチング電源モジュールの回路設計を担当 2016年~ パワーデバイスの応用技術開発を担当 |
タイトル |
PSIMユーザ会(ミニ) DLLの活用 ~パナソニック様よりご講演~ |
講演企業 |
Mywayプラス株式会社 |
詳細 |
本講演では、PSIMユーザ様をお迎えしてPSIMの活用事例をご紹介いただきます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ご講演者様 パナソニックインダストリー株式会社 技術本部 エネルギーソリューション開発センター システムソリューション開発部 開発3課 則定 孝彰様 ====================================================================== 当社では車載充電器やパワーコンディショナなどのパワエレシステムの開発を行っています。 本発表ではPSIMを活用したモデルベース開発(MBD)の取組み事例を紹介します。 ・事例①:PSIMに搭載されているDLL機能をフル活用することで、 これまでにない高精度なパワエレ回路シミュレーションを実現 ・事例②:JET試験や車載適合などの規格試験をモデル化/蓄積し、プラットフォーム化することで、 圧倒的な開発効率化を実現したPSIMシミュレーションの自動化 ====================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 是非ともPSIMユーザの方や回路シミュレータを業務で扱っている方には聴講いただければと思います。 |
URL |
https://www.myway.co.jp/ |
タイトル |
電動車開発におけるモデルベース開発とHILS活用事例 |
講演企業 |
株式会社エー・アンド・デイ |
詳細 |
近年、自動車の電動化が世界的に推し進められており、開発も加速しています。 また電動化は、自動車の駆動システムだけに留まらない大きな広がりを見せており、開発期間短縮、開発の効率化が求められています。 ECUの開発現場では、モータやインバータ、バッテリといったプラント(実機)をモデル化することで、制御ロジックの開発を先行して進めることができる『モデルベース開発』の手法が取られています。安全かつ再現性の確保や様々な条件下でのテストを行うことができます。 このモデルベース開発のHILSプロセスでは、実ECUハードウェア込みでの制御ロジック開発・検証を行います。 MILSでは、時間をかければ詳細なシミュレーションを行うことが出来ます。しかしHILS(実ECUでの確認)となるとシミュレーションは実時間である必要があります。電動化によって機械的挙動のシミュレーションだけでなく、電気的挙動のシミュレーションが必要となり、シミュレーションに必要な演算処理能力が格段に上がります。リアルタイムシミュレーションの為にモデルを簡素化しては意味がありません。精密かつ高速演算によるリアルタイムシミュレーションでなければならないのです。 |
URL |
https://www.aandd.co.jp/products/dsp-tech/#dsp-xils |
タイトル |
磁性材料の評価で大切な磁化測定について |
講演企業 |
電子磁気工業株式会社 |
詳細 |
電子磁気工業は、60年以上に亘り、磁気応用技術を用いた非破壊検査機器、着磁・脱磁装置、磁気計測機器の開発・製造を行っています。 今まで培ってきた技術の中から、本講演では磁性材料の評価として用いられる直流磁化測定、交流磁化測定、さらには直流重畳磁化測定についてやさしく解説します。測定結果の見方、注意点なども解説しますので、磁気測定機器の導入を検討されている方、シミュレーションなどで測定を検討されている方の一助となればと幸いです。 |
URL |
https://www.emic-jp.com |
タイトル |
パワーデバイスおよびパワーデバイス材料のJPCA熱抵抗・過渡熱抵抗測定サービス |
講演企業 |
株式会社ケミトックス |
詳細 |
株式会社ケミトックスは、ISO/IEC 17025の認証を有する、100%独立資本の第三者試験機関です。パワーデバイスの信頼性評価事業においては、評価用パワーデバイスの製作~試験評価~解析まで、ワンストップのサービスを提供しています。 放熱性、すなわち熱抵抗は、パワーデバイスおよびパワーデバイス材料の基本的かつ最重要な性能として、測定が必須となります。パワーデバイス向けの熱抵抗測定方法で、現在、国内で主流となっているのは、JPCA熱抵抗法と、JEDEC過渡熱抵抗法(通称T3Ster法)です。パワーデバイス材料の測定に用いられるJPCA熱抵抗法と、パワーデバイス構造全体の測定に用いられるJEDEC過渡熱抵抗法について、両者の相関性と、利活用法についてご紹介します。 本講演では、以下の評価事例を紹介します。 ①パワーデバイスの熱抵抗測定の概要 ②JPCA熱抵抗法による評価事例 ③JEDEC過渡熱抵抗法 パワーデバイス開発品の実力確認、パワーデバイス向け材料の熱抵抗評価をご検討の企業様には是非ご聴講頂きたいと思います。 |
URL |
https://www.chemitox.co.jp/ |
タイトル |
Innoscience GaNの性能と信頼性、その応用例の紹介 |
講演企業 |
Innoscience Technology Co., ltd. |
詳細 |
Innoscienceは、2015年に設立された世界最大のGaN-on-Si専業垂直統合型製造会社(IDM)であり、新技術の開発により、世界中のパワーエレクトロニクスシステムで大規模な変革を遂げています。私たちのビジョンは、低コストの窒化ガリウム(GaN-on-Si)電源ソリューションで低炭素化社会の実現に貢献することです。2017年11月にGaN-on-Siデバイス用の世界初の8インチウエファラインの量産を確立しました。 GaNはSiを凌駕する優れた性能を持ちその応用範囲は多岐にわたります。 本講演ではGaNの応用例とその信頼性を中心に報告します。 |
URL |
http://www.innoscience.com.cn/En |
タイトル |
次世代パワーデバイス評価に必須!1GHz高電圧光絶縁プローブによる測定 |
講演企業 |
テレダイン・レクロイ |
詳細 |
次世代GaN/SiCデバイスの特性評価には最高でnsオーダーの急峻な立ち上がり波形を測定できる十分な帯域と、大きなコモンモードノイズをリジェクトできる高周波における十分なCMRRを持ったプローブが必要となります。特に高電圧にフローティングした状態での小振幅信号を測定しなければならないハイサイドゲート波形測定は条件が厳しく、従来型の高電圧プローブでは期待する結果が得られないことが多々生じます。今回は1GHz帯域の高電圧光絶縁プローブを使った次世代デバイスの特性測定を他のプローブの結果と比較し有効性を検証します。 |
URL |
https://teledynelecroy.com/japan/ |