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第20回パワエレフォーラム

 

パワーエレクトロニクス技術者の継続的な育成と交流を目的としてパワエレフォーラムをハイブリッドで開催します。

世界的なカーボンニュートラルの課題に対して、製品の電動化が急激に加速化しています。企業は、より高付加価値な製品が求められる中で、最新技術は欠かすことができません。

当協会は、技術者の育成に関する情報をシェアすることで、パワエレ技術者の育成とスキル向上に寄与することを目的としています。皆様にお会いできることを楽しみにしています。

対面限定の特別企画
テスラ社「サイバートラック」車載PCS(Power Conversion System)、「Model3」車載PCS(Power Conversion System)の
分解解析の展示も行います!

 

プログラム
時間 講演 講演者 
10:00 若手教員から見たパワーエレクトロニクス教育の変わらないもの・変わりゆくもの 近畿大学
11:05 パワエレの進化を支える計測技術と技術者支援の取り組み 横河計測株式会社
11:25 磁気測定の基礎 材料開発に必要な磁気特性評価方法 電子磁気工業株式会社
11:45 功績表彰式 一般社団法人
日本パワーエレクトロニクス協会
12:00 展示会  
13:00 三菱電機の考えるパワエレ教育 三菱電機株式会社
14:05 次世代パワーデバイスを用いたパワーサイクル試験の基礎 株式会社ケミトックス
14:25 V字とHILとRCP 株式会社NEAT
14:45 Typhoon HILソリューションによるパワエレエンジニアの教育と育成 タイフーンヒル・ジャパン
15:05 展示会  
16:00 SUBARUにおけるパワーエレクトロニクス技術者の育成について 株式会社SUBARU
17:30 意見交換会
※同日開催の「キャリアビジョン研究会」に参加する学生(約50名)も参加します。
 
横河計測株式会社
電子磁気工業株式会社
株式会社ケミトックス
株式会社NEAT
タイフーンヒル・ジャパン

 

技術者の育成
10:00

11:00


 
若手教員から見たパワーエレクトロニクス教育の変わらないもの・変わりゆくもの 近畿大学 南 政孝
座長

株式会社 日立製作所
中津 欣也
「モノを作って、動かし、評価する」――工学の基本は, 今も変わらない。そして、 パワーエレクトロニクスもその例外ではない。しかし、 その「学び方」や「教え方」は大きく変わりつつある。 ウェビナーやレクチャー動画による学習・指導の方法は多様化し、知識の定着を確認する試験もオンラインフォームを用いたCBTへと移行しつつある。 さらに、「わからないことを誰かに聞く」という行為も、先生や先輩から、自然言語で対話可能な生成AIへと移り変わってきた。 時代は変わっても、学びの原動力となる“刺激を受ける場”は、今も昔も研究室や学会などで直接対話できる、身近な人々との関わりである。 「コスパ」「タイパ」が重視され、失敗を極度に恐れる今の若者たちに、「失敗から学ぶモノづくり」の価値をどう伝えていくのか、 本講演では、いまだ正解の見えないパワーエレクトロニクス教育に試行錯誤しながら取り組んできた実践例や工夫について紹介する。

 

13:00

14:00

 
三菱電機の考えるパワエレ教育 三菱電機株式会社 原田 茂樹
座長

千葉大学
佐藤 之彦
三菱電機では、パワエレに従事している従業員は2000名以上いるとされ、製品毎に国内で30以上の組織、地域に分かれて活動しています。このように技術者が分散、分断された状況では、技術情報、成果が横通されない、人的交流も少なく知識、知恵の伝承がうまくいかないなどの問題があり、それら解決のため2015年に人財育成プログラムも組み込まれたパワエレ技術者向けのコミッティが設立されました。本講演では、今年で設立10年目となる本コミッティの活動内容と成果について紹介します。

 

16:00

17:00

 
SUBARUにおけるパワーエレクトロニクス技術者の育成について 株式会社SUBARU 増山 将
座長

横浜国立大学
河村 篤男
カーボンニュートラルの実現に向けて自動車・航空機業界をはじめとする各産業界では電動化の流れが加速しており、自動車部門と航空部門からなる株式会社SUBARUではこれに対応する技術基盤の強化が急務となっている。特に、電動化技術の中核を担うパワーエレクトロニクス分野において高度な専門知識を持つ技術者の育成が重要な課題である。現在SUBARUでは、多くの機械系エンジニアが電動車開発に携わる機会が増えており、パワーエレクトロニクスに精通する技術者へのリソースシフトや、新たなスキルを習得するアドスキルの取組みを推進している。
本講演では、近年の電動化シフトに対応したSUBARUにおけるパワーエレクトロニクス技術者の育成について、具体的な実例を交えて取組みを紹介する。

 

企業講演
11:05

11:25
IEC規格に基づく電源高調波・フリッカ試験の実践と自動化 横河計測株式会社
電動化の進展に伴い、パワエレ技術の高度化とともに、計測技術への要求も複雑化しています。計測技術は、パワエレの進化を支える基盤であり、今も変わらず “ものづくり” の根幹にあります。横河計測では、パワエレ測定の課題に向き合いながら、高精度な電力測定器WTシリーズや絶縁/非絶縁の波形測定器DL/DLMシリーズといった測定器を通じて製品開発・評価の現場を支援するとともに、測定器を活用するお客様の技術力向上にも取り組んでいます。
本講演では、お客様の測定ノウハウの習得を支援する技術資料や動画、実機を用いたセミナーなど、技術者支援の取り組みをご紹介します。
IEC規格に基づく電源高調波・フリッカ試験の実践と自動化

 

11:25

11:45
ゼロからわかる磁気測定 電子磁気工業株式会社
電子磁気工業は、60年以上に亘り、磁気応用技術を用いた非破壊検査機器、着磁・脱磁装置、磁気計測機器の開発・製造を行っています。
本発表では、磁性材料の磁気測定にてついて、基礎的なお話から直流測定でわかること、交流測定でわかること、測定方式の種類について、簡単に解説します。これから磁気特性評価を検討している方、磁気測定にお困りの方の一助となればと幸いです。また、最新の技術開発として“磁気のみえる化“について簡単に説明させていただきます。
ゼロからわかる磁気測定
磁気測定の基礎 磁性材料の評価方法
磁気測定の基礎 ヒステリシス曲線からわかること

 

14:05

14:25
-基礎から解説- 信頼性試験の進め方と評価事例 株式会社ケミトックス
SiCやGaNに代表される次世代パワーデバイスは、性能向上とともにシステムの高効率化・小型化が進んでいます。
この流れを受け、車載向けパワーモジュールの性能評価に関して包括的な試験方法を提供するAQG324においても、SiCデバイスを対象としたAnnexが追加されたほか、業界的にも従来以上に実用的な評価が要求されるようになりました。また、一方AI・データサーバー、白物家電、通信機器用途にもパワー半導体を用いた製品開発が進んでおり、接合材・封止材といった実装材料にもより高い耐熱性・耐熱応力性が求められています。試験所の観点からパワーデバイスの最新動向に触れつつ、評価実例を交えて試験の基本を解説します。
-基礎から解説- 信頼性試験の進め方と評価事例
熱設計に欠かせない、放熱材料の熱伝導率評価
パワーデバイス向け絶縁材料における信頼性評価の最先端

 

14:25

14:45
330W トーテムポールPFC EVKの開発 ローム株式会社
パワエレなどの開発でよく言われるV字プロセスですが、V字とは何か?
V字とMBD(モデルベース開発)の関係は何か?
V字の中においてHILやRCPは、どの位置にあるのか?その役割は?
等々、今回の講演では、MBDを始めたばかりの方が戸惑いがちな、V字にまつわるあれこれについて、整理してみたいと思います。
はじめてのRCP
GaN活用事例 -Totem Pole PFC制御ICとEcoGaN評価結果の報告-
はじめてのHIL

 

14:45

15:00
パワエレ分野におけるエンジニア教育・育成のための最新ソリューションとして、Typhoon HIL社のTeaching Labを紹介します。
弊社はMITとABBからスピンオフした企業で、パワエレ向けの高忠実度HIL(Hardware-in-the-Loop)シミュレーション技術を提供し、世界中の企業や大学・研究機関で導入されています。
Teaching Labは、理論と実践を結びつけるための統合プラットフォームであり、学生が安全かつ効率的に実践的なスキルを習得できる環境を提供します。
事前構築されたモデルやテストケース、リアルタイムシミュレーション、業界標準のツールチェーンを活用することで、教育者の負担を軽減し、学生の学習意欲や就職競争力を高めます。
そして、Typhoon HILのツールチェーンやサポート体制、HIL Academy(オンデマンド学習リソース)についても紹介し、教育現場での導入メリットを示します。
また、海外大学での導入事例や、Teaching Labがどのように教育カリキュラムに組み込まれ、活用されているかもご紹介します。
授業で学んだことを実際の産業応用例と関連付けることで、学生が卒業後も現場で求められる課題解決能力を養うことを目指しています。

 

企業展示
展示会の様子
リョーサン様バナー
分解解析!
「サイバートラック」車載PCS(Power Conversion System)
「Model3」車載PCS(Power Conversion System)
6年間でどの様な進化があったか、見てわかる!

展示協力:株式会社リョーサン
横河計測株式会社
 
ハンズオンセミナーの一例として、セミナーで使用しているオシロスコープや測定デモンストレーション用ボードを展示しています。
また、横河計測が公開している測定教育資料の一部や、有償セミナーのご案内リーフレットもご用意しております。
ぜひお気軽にお立ち寄りいただき、実機をご覧いただきながら、測定技術に触れてみてください。
また、弊社にご興味をお持ちの学生の皆様向けに、リクルート関連資料もご用意しております。技術系キャリアにご関心のある方は、ぜひお気軽にブースへお立ち寄りください。
電子磁気工業株式会社
 
ヒステリシス曲線を取得可能な磁化特性アナライザを展示します。測定を実際に見ることで、磁気測定の理解が深まると思います。また、見えない磁気を見えるようにする“磁気のみえる化“技術についても試作品を展示します。磁気がどのように見えるのか、実際に体験してみてください。
株式会社ケミトックス
 
今回講演でご紹介したパワーサイクル試験を中心に、材料評価用パワーデバイス製作・試験サービスについて展示します。デバイスメーカー様はもちろん、実装材料メーカー様でもお持ちの材料を供出いただければ弊社でパッケージの試作から試験、故障解析までワンストップで対応可能です。是非一度お立ち寄りください。
株式会社NEAT
 
講演で登場した、MATLAB Simulinkベース同士で親和性の高いHILSと RCP(実機コントローラ)、それに、配線が簡単に出来るパワー・インバータ・モジュールを展示いたします。

ラピッド・コントロール・プロトタイピング ハードウェア・イン・ザ・ループ
 
タイフーンヒル・ジャパン
 
アカデミック向けモデルのHIL101のデモを展示します。教育現場に適用できるモデルベース開発環境の実演として、オフラインシミュレーターTyphoonSimによるプラント・制御モデルの構築、TI C2000 Toolboxを用いたTI Lunchpadへのコード自動生成によるコントローラーの実装、そしてそれらを組み合わせたC-HILの動作をご覧いただけます。
 
 
 

 

 

電気電子学生のためのキャリアビジョン研究会

 

申込特典
2024年10月開催-技術者の育成 で講演した3名を聴講できます。
第16回パワエレフォーラム