2024/2/12 vol.46
前号では、能力が3つの視点から分類できると話しました。3つの視点とは、知識、スキル、マインド(考え方)です。この3つの視点での能力の磨き方について、考えたいと思います。
1.知識
わが社(Mywayプラス)では、ただ今、中途技術者の募集を行っています。応募者の話を聞くと、「1人で、本を読んで勉強」が殆どでした。本を通して、勉強することはとても大切なことです。が、もっと有効な方法は、私は、仲間と一緒に勉強する、後輩に教えることを通して勉強することだと思います。共に勉強することは、互いに刺激し合い、自分の惰性を防ぐ効果があります。わが社では、切磋琢磨の一環として、社内技術講座を開催しています。先輩が後輩を教え、これを昇級条件にもしています。
2.スキル(技能)
技能磨きは頭で分かったことをどうやって体に染み付くかです。スキルアップするには、近道はありません。沢山の課題をやってみる、勇気を出して、人と関わることを通して向上していくしかありません。専門知識を応用して、実際の問題を解決する。コミュニケーションの知識を応用して、対人関係を円滑に行う、いわばOJTです。わが社では、若手にも難しいことやプロジェクトリーダーを担当させたり、発表の場を設けたりして、技能アップの取り組みを行っています。
3.マインド(考え方)
考え方を変えるのは、そう簡単なことではありません。理屈をわかっても、それを継続して実行できるようになるには大変な努力が必要です。私は次のことを意識的に実行しています。
・その道の一流の人の本を毎月1冊以上読む(私個人的に稲盛氏の本を好んで読んでいる)
・有益な交流会、セミナー、勉強会を毎月1回は参加する(盛和塾に参加している)
・尊敬できる師、友人を作り、真似る、学ぶ(盛和塾の先輩から学んでいる)
・大自然や歴史、音楽、芸術と触れ合う機会を多くする(意識的にそのようなTV番組を見ている)
皆さんは、どのように自己研鑽していますか?
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
PR 【パワエレ転職】のあれこれ