2025年3月卒の大学生です。現在パワーエレクトロニクス分野への就職を考えております。皆さんは今後の日本のパワエレについてどう考えていますか?日本の会社でパワエレ分野で強い企業ってどこですか?
うん、なかなか答えにくいのですが。
パワエレ技術は結構幅が広いのですから、
各メーカ、それぞれの強みがあります。
デバイスの視点でみると、最近ロームとか結構Sicデバイスで頑張っています。
EV用のモータ、コントローラ(e-Axle)は日本電産も結構頑張っています。
また、最近、パワエレ開発のツールという視点では
中小メーカのMywayプラスが業界No1だと思います。
ご参考になれば幸いですが。
製品・サービスレベルで、成長市場でいうと間違いなく自動車。
世界の電動車販売は、統計調べて頂ければすぐわかる、超右肩上がり市場です。
そしてまだまだしばらくは成長が続く長期戦の予想です。
日本では少しEVの立ち上がり遅いですが、世界が先にEV化し始めているので
時間の問題(各国政策起因のタイムラグ)です。
古くから電動化に取り組んでいる自動車会社は強いですよね。
パワエレは失敗から学ぶ・続けるほどに、強みが増えます。
Toyota Honda Nissan
パワー半導体では、
三菱電機 富士電機 日立 Rohm 等々。
こちらも、世界的にも歴史的にも強い会社が日本には多くあります。
電力系会社も、いずれの会社も歴史・技術共に高いものがありますし、
今後の低炭素化に向けた技術進化は継続的に必要です。
鉄道系は、電車のみにとどまらず発電所や配送電も持っていたりするので、
電気エネルギーの観点では非常に幅広いパワエレ技術をもち、
また継続的安定供給のための技術もあります。
他にも多くの歴史・技術の高いパワエレ企業があります。
但し成長業界・注目業界にパワエレ業界はなってきているので、世界的な競争も
起きているのが事実です。
たとえ技術は高くてもコンペティターに対して性能で勝ってもコストで負け
受注が取れなくなることもおきます。
お手頃価格の丁度良い製品が一番多くうれる・必要数をすぐに安く出せるところが強い 等々
技術だけでは事業としての不成立は、これはいろいろなところでありえるので、
技術とコストのバランスや、会社・事業の財務方向性の多方面で考える必要もありますね。
ご丁寧に返信いただきましてありがとうございます。
古くからやっている自動車が会社にも強みがあるんですね。調べてみたいと思います。また技術だけではなく、事業として強みがあるかもポイントであることはあまり考えておりませんでした。企業研究の視点を広げる良い機会になりました。
貴重なコメント嬉しく思います。本当にありがとうございました。
パワエレはいろいろな分野の技術を駆使する魅力的な学問なのでこれからの将来性が十分にある分野だと思います。
パワエレが強い分野はパワエレと言っても色々ありますが僕がよく聞くパワエレ企業は三菱電機,富士電機,日新電機,日立,豊田自動織機,明電舎,TMEIC,東芝などです。