就職活動を考えると、パワエレ系の研究室は有利だという話を聞きますが、研究室自体はとても苦労が多く大変な話を聞きます。(ブラック的な)最近の電力不足のニュースを見るとパワエレ系の技術を身に着けたいと思っていますが、どうしても決心がつきません。ニュースを見ると、情報系の研究室にも魅力を感じてしまいます。アドバイスをお願いします。
ご自身が、パワエレに興味があるのであれば、そちらの方向に進んだほうが良いと思います。確かに、研究室によってはとても大変なところがあるというのは事実だと思います。(パワエレに限りませんが。)
現在、企業は、働き方改革のため残業規制が大変厳しくなっていますので、大学の研究室のほうが拘束時間としては長い可能性もあると思います。しかしながら、大学で苦労をして得た知識や技術は企業に入ってから必ず役立つものになると思います。短い研究室の時間ですので、興味がある方に進むことをお勧めします。
私は、パワエレ研OBです。たぶん、ブラック的な研究室と言われるようなところでしたが、入ってしまえばそんなことは思わなかったですよ。
いや、その通りですね。
パワエレ研はほとんど(?)がブラックですから。
なぜ、パワエレはハードとソフトがあり、知識分野の幅も広い。
ですから、課題にぶつかると、そう簡単に解決できるのではないので
さんざん苦労しないと、なかなか解決しない。
そうすると、納期が決まっている場合、
どうしても、長時間労働、、、、
しかし、考えようによっては、いいこともある。
人は、進んで苦労したい人があまりそう多くいません。
そこが、もしあなたが、その苦労を乗り越えれば、
確実に一流になれるのですから(ハハハ)
ご自身の振る舞いによるところが大きいかもですね。
多くのパワエレ研究室は、
理論→シミュレーション→実機製作→実験→結果考察
が終わらないと、一連の研究は終わりません。
トラブったときにどうするかが問題です。
パワエレエンジニアの卵は、どこかで(何回かは)必ずつまずきます。
とてもやさしい先輩がいるときは、きっと困らないでしょう。
いなくても自身から、研究室の先輩に相談・同期に相談・先生に相談、
適切な日程管理と問題・課題ごとの適切な相談相手をみつけクリアしていくこと。
これが適切に対処できる(ある意味当たりまえの)素養をお持ちであれば
全然ブラックでなく、むしろロールプレイングのようで楽しいと思います。
<ボスキャラ:ノイズまみれは、先輩も一緒に苦労してくれるはず。。。>
そして、卒業するときには、一流のパワエレエンジニアのひよこに必ずなれます。
(研究室で一度開発ループをまわした実務訓練済みですからね。)
ただし、誰にも・適切なタイミングで頼れず・リカバリできず の3拍子揃うと、
〆きり日程の最後の最後まで怒涛の追い上げが必要になり、ブラックになる可能性は否定できません。
3件もご返信ありがとうございます。
興味があるところがよさそうに思いますし、あとは自分次第といったことろもわかりました。(確かに、自分次第と納得できました。)
パワエレの分野に興味がありますので、選択してみたいと思います。
世間でブラック研究室と呼ばれている研究室の出身者です。
今は大学で教員をやっていますが,パワエレに限らず他分野でもブラック研究室と学生から呼ばれるところはいくらでもあります(ブラックの定義はさておき)。おそらく質問者の方が興味をもっているのがパワエレなので,パワエレのブラックだけが目立って見えているのだと思います。
もちろん情報系にだってブラック研究室はあります。
そうだとすると,興味がない他の分野に行ってもブラック研究室にあたる可能性はあります。興味がないブラックと,興味があるブラック。どうせ選ぶのなら興味があるブラックの方がやり遂げられる可能性が高いでしょう。(今は大学もいろいろ厳しくなってきているので,ブラックさは薄れてきていると思いますが....)
ちなみに,ただ就職に有利だからといった理由で選んだ人は挫折することが多いような印象です。なにか明確にやりたいことや身につけたいことがあれば,多少のブラックさはすぐに気にならなくなります。
どれくらい大変だったらブラック研究室と思うかの程度は人それぞれなので難しいですが、パワエレ分野がブラックというよりは教員やその研究室の雰囲気によると思います。
パワエレは確かに色々なことをやらないと成果に結びつきませんが、それは他の分野でもそれなりにインパクトのある成果を出そうとすると、同じことになると思います。
本気で将来役に立つ技術を身につけたければ、それなりに集中して研究に取り組む必要があります。
逆に、パワエレの研究室に入っても、将来役立つようなパワエレ技術が十分に身に付かずに卒業する人も少なからずいると思います。
学生時代に何かに没頭するという経験は大きな財産になりますよ。
さて、なんだか厳しい言い方になってしまったので、フォローをしますと・・・
ブラックの話は置いといて、分野を決める一つの視点は、流行り廃りが大きいか小さいかというのがありますね。
パワエレは流行り廃りが比較的大きくない分野だと思いますので、この分野の技術者は継続的にニーズがあるということだと思いますし、逆にAIブームのように爆発的に流行るみたいなこともあまりなさそうですね。
どちらが良い悪いは無いと思いますので、自分がどちらを選ぶかということかと思います。
たしかにパワーエレクトロニクス研究室はブラックの部類に入ると思います。学会や企業との共同研究報をやる機会が他の研究室よりも比較的多いので,論文作成や発表準備など研究以外にもやることが多いことがその理由になると思います。
しかし,学生のうちから学会や企業と共同研究することで普通の学生生活の中ではかかわることのない人とお話しでき,様々な視点での知識と技術を身に着けることが出来ると思います。
このように,ブラックであると同時に成長の機会も多くあるので,私自身パワーエレクトロニクス研究室に入ってよかったと思います。
もちろん,就職活動にも有利になります!
少しでもパワエレに興味があればその研究室配属を志すことをお勧めします。
現在、日本の大学ではパワエレどころか、強電の研究室がそもそもない電気系学科も
存在します(地方ではプラズマ科学やレーザーの専門家が強電科目を掛け持ちして、
だましだましで運営している)
1学科1教員で運営しているところも少なくないのですが、パワエレ関係の研究室が
あるのであれば貴重なので、後で入っとけばよかったかな~となるくらいであれば
そこへの配属を希望してみるのがいいかと感じました。
確かにパワエレは理論値の導出,シミュレーション,実験(実機製作等も含む)をすべて自分でしないといけないので大変だと思います。
私も大学でパワエレ研に所属していますが思ったより忙しいなと実感しています。
しかし,研究に費やす時間が長い分,思考力や知識,配線などのいろいろなスキルが身につき,比較的短期間で学会にも行けるほどの成果を挙げることができました。学会では企業の方や他大学,高専の先生方や学生さんと知り合うことができました。
これらは私のかけがえのない財産です。
また,私の場合,一つの問題を解決するのに何日もかかることはかなりありました。しかし解決した時の達成感はすごかったです。
パワエレに興味があるならぜひパワエレ研を考えてみてください。パワエレは電気業界の中でも特に重要視されており,就職にかなり有利です。
なぜならパワエレは電気回路,電子回路,プログラミング,電気機器,制御工学等いろいろな分野の内容を駆使するからです。
最後にパワエレがブラックということに関して言わせて頂くと私の経験からではパワエレのブラック要素は研究が比較的忙しいということだけかなと思いました。異常に上下関係が厳しい,雑用が多すぎる,先生や先輩は誰も助けてくれない等のブラックではないように感じました。忙しいと言ってももちろん休みもあるので私はブラックとまでは思いません。
ブラックと言われるところもあるのかなと思います。しかし、どこの大学でも教授のやる気によると思うので、そこが一番関連しているかと思います。