2024/1/22 vol.43
PとはPerformance(目標達成)のこと。PCとはPerformance Capability(目標達成能力)のこと。「7つの習慣」という本に次のようなエピソードが紹介されています。
森の中で木を倒そうと、一生懸命ノコギリをひいている木こりに出会いました。
“何をしているんですか”とあなたは訊く。
“この木を倒そうとしているんだ。かれこれもう5時間だ。くたくださ。大変な作業だよ”。
“それじゃ、少し休んで、ついでにそのノコギリの刃を研いだらどうですか。そうすれば仕事がもっと早く片付くと思いますけど” とあなたはアドバイスをする。
“刃を研いでいる暇なんてないさ。切るだけで精一杯だ”と強く言い返されました。
私たちも知らずに、この木こりのように仕事をしている可能性も大いにあります。「木を切ること」は大事ですが、その斧を磨くこと、すなわちPCをあげることも重要なのです。多くの技術者は、忙しい開発業務をただ一生懸命にやっていることに満足し、成果を出す必要な能力アップの自己研鑽を忘れがちではないでしょうか。わが社の技術者も例外ではありません。わが社にはいろいろな社内勉強会や、自己研鑽するための予算を用意されているにもかかわらず、利用率があまり高くありません。
私はわが社の皆さんに、「収入の10%は収入を得る能力向上」に使うべきだと口酸っぱく言っています。皆さんは収入の何%を自分の能力アップ、例えば、セミナーへの参加、書籍の購入や、音楽・芸術の鑑賞、交友などに投資していますか。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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