組織で重用される人
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- 40代以上社会人 楊 仲慶さん
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2024/11/11 vol.85
管理職の皆さんに聞きます。自分の部下としてどんな人ならいい部下だと思われますか？どんな部下なら重用しますか？
私個人的には、「任せて安心できる」人を重用します。任せて安心できる人の特徴は、以下３つのポイントがあるように思います。
１．与えられた仕事をきちんとやる
私は社長という職務上、多くの人に仕事を依頼しています。その対応ぶりから、およそ2タイプの人がいます。第１は何回も途中フォローが必要なタイプ。やってくれているかどうか、問題はないか、不安でたまりません。第2は依頼したらすぐ忘れていいタイプ。このタイプの人は途中ホウレンソウをきちんと行い、期日までに確実に仕上げてくれるのです。頼りになるだけではなく、仕事もはかどります。
２．結果を出す
組織で仕事する一番重要なことは結果を出すことです。「努力したが、出来ませんでした」。一見大変理屈の通った話です。しかし、こういう人に自覚してほしいことは、「これで、自己納得になるかも知れないが、決して組織に重用されることはない」。任せて安心な人は、結果に責任をもてる人です。つまり、自分自身が努力したかどうかはもちろん大事ですが、同僚・仲間の力を借りたり、協力会社に助けてもらったり、時には御客様（依頼先）に協力してもらったりして、創意工夫を考えて何としても結果を出すことです。
３．自分のことよりも組織全体のことを考える
誰もが成長したい、もっとできるようになりたい。そのこと自体はとても素晴らしいことで、評価すべきことです。一方、自分の出世のために組織や仲間を踏み台にする人がいます。それでは周りから嫌われるだけではなく、自分自身も組織の成長も止まります。やはり大事なことは、自己犠牲を払ってでも、組織全体の成長を考えてくれる人を重用しますね。そういう人に、大事な役割を任せたいものです。実は結果として、本人も組織も大きく成長します。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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