2024/10/21 vol.82
大学3年生の皆さんにとって、今からが就職活動のシーズンですね。当たり前のことですが、誰もがよい会社を選びたいものです。では、よい会社とはどんな会社ですか?はっきり言って、「これが最高の会社」「これが最高の職業」といった基準は存在しません。人はそれぞれ、違う価値観や志向を持っているからです。しかし、よい会社を選ぶときに、共通項があることも事実です。参考までに、私が思う重要なポイントをいくつか列挙したいと思います。
1.まずは、自分の強みを活かす職業に合った会社であること
どんな人でも自分の得意・不得意、つまり、向き・不向きがあります。好きなことで成果を出すには芸術家やスポーツ選手のような「才」が要ります。そんな「才」ある人は万人に1人ぐらいです。「普通の人」にとって、やりたいことよりも、強みを活かせる分野、会社を選ぶことが大事。自分の強みを活かせれば、成果がいち早く生まれ、周りから「ありがとう」が返ってきます。この「心の報酬」が継続のエネルギーとなり、成功をもたらしてくれます。
2.社員が成長する仕組みがしっかりしていること
成長する会社は、ダイナミックなエネルギーが動いていて、躍動的で明るいです。大事なのは一時的な成長ではなく、持続することが大事です。そのためには、社員が成長する仕組みがあるかどうかが、重要です。わが社(Mywayプラス)の場合、技術力と人間性の追求を社是としています。その施策として、先輩社員による技術勉強会の開催、社内OJTなどを組織の目標として取り組み、また、社長の私は若手勉強会、幹部勉強会、部長勉強会を主催しています。そして、若くてもやる気があれば、どんどん任せています。社員が自分の成長と共に、物的報酬も心の報酬もさらにアップし、それがひいては会社の成長につながり、プラス循環を生み出しています。
3.事業の成長が見込まれること
会社は収益をあげなければ、存続できません。事業が成長している、または成長が見込まれるのであれば、報酬、福利厚生のみならず、将来への投資もできます。事業を成長させるには、経営者がもつ考え方、経営方針、さらにはその具体的な施策として実践しているかが、大事です。もちろん。外部環境も事業の成長に大きく影響します。我々のパワエレ分野では、車両の電動化という時流に乗り、今後数十年は成長し続けることでしょう。なぜなら地球環境問題は今やグルーバルの課題ですから。私自身もこの分野で長年従事してきたことに大変誇りをもっています。これからも微力ながら、パワエレ分野の発展に貢献していきたいと考えています。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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