2024/9/23 vol.78
「7つの習慣」という本の中で、次のようなことを書いています。
「人間はほかの動物にはない自覚、想像力、良心、自由意志という独特の性質をもっているため、刺激に対して、自分の反応を選択する自由をもっている。」
ここでいう自覚とは、自分自身を客観的に見つめる力のことで、想像力は、現状の状況を超えて頭の中で未来を描く力です。そして、良心とは、人間の心の奥底で善と悪を区別する能力で、自由意志とはほかのあらゆる影響に縛られることなく自覚に基づいて行動する能力のことです。
人間はほかの動物と違って、自らの人生を自分の意思で選択する、つまり自らの責任で生きていく能力を備えているのです。責任という言葉は英語でResponsibilityという。この言葉の語源を見ると、Response(反応)とAbility(能力)という2つの言葉からなっています。つまり、外部の刺激に対して、自分の意思をもって反応することが自己責任で、この自己責任を発揮するかどうかで、成功するかどうかを決めると言っても過言ではありません。
自己責任をもつことの表れとして、2つの行動特徴があります。
1. 自分の人生は自分が主人公だと考えること。一生に一度しかない人生を自らの意思で人生ビジョンを描き、決意をもって積極的に努力していくことです。
2. チームや組織の中では、主体性をもって取り組むこと。何か問題が生じた時に、自分に非はないか、自分にできることはないかを考え、他責にしないということです。わが社ではこれを“自燃人”と呼んでいます。
要は自分の人生に対して、自分自身が責任者という自覚をもって主体的に行動していくことが、成功の絶対条件なのです。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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