2024/9/2 vol.75
成功と失敗をわける決定要因は思考の質です。思考とは物・事実に対する見方・考え方のことです。40歳という事実に対して、もう手遅れと思うかまだ間に合うと思うか、上司に叱られたという事実に対して愛と思うかいじめと思うか、このように、事実が1つでも、無数な見方・考え方があるのです。成功は事実に対するポジティブ的な解釈から生まれると私は確信しています。
『五体不満足』の著者である乙武洋匡は生まれながら、両手両足がほとんどありません。彼は著書のあとがきにこう書いています。「障害を持っていても、僕は毎日が楽しいよ。健常者として生まれても、ふさぎこんだ暗い人生を送る人もいる。そうかと思えば、手も足もないのに、毎日、ノー天気に生きている人間もいる。関係ないのだ、障害なんて。」 彼はハンディを個性と捉え、「多くの友人に囲まれ、車椅子とともに飛び歩く今の生活に、何一つ不満はない。」と著書に述べています。すべての現象は心の投影にすぎないのです。不平不満不信も事実ではなく、解釈に過ぎません。
では、ポジティブな見方・考え方をするにはどうすればよいでしょうか。私は次の3つが大事だと思います。
1つ目は、本メルマガNo27号でも紹介した「グッドグラス」をかけることです。つまり、ものごとを「共通点凝視」「美点凝視」で見ることです。私は日頃人の良い点・強みに着目し見ることを心掛けています。
2つ目は、正しい人生理念・原理原則をもつこと。正義、誠実、思いやり、感謝、責任といった原則です。私は、誠実、利他、情熱を自分の人生理念としています。
3つ目は、上記2つを意識して、読書や日々の出会いから得られた気づきを日々実践し習慣になることです。私は「忙しい、疲れた」ことを言わない。不思議なことに、疲れたことがないし、日々充実しています。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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