2024/7/8 vol.67
わが社は入社時に、必ず行う大切な研修があります。「Mywayism」の研修です。「Mywayism」の一つとして、「プロを目指す」という項目があります。私から、参加者に「プロとは何か」を聞きます。読者の皆さんはどう答えますか?
プロとは、その分野で高い専門性をもち、お客様の期待を上回る結果を出し続けられる人だと私は思います。プロ野球でいうと、イチロー選手みたいに、大切なときに一発打ってくれるような人です。ボウリングでは、アマチュアは時たまストライクを取る場合もあるが、プロは常にストライクを取ることができるのです。言い換えれば、プロは常にお客様に感動を与える人です。
技術者であれば、誰もがその分野のプロになりたいはずです。では、どうすれば、プロになれるか?Jリーグ発足当時、選手として来日したジーコさんがマスコミに答えた言葉は大変印象的でした。「日本選手に欠けているものはなにか」という質問に、ジーコ選手は即座に「プロ意識だ」と答えました。要するには、本当のプロになるには、まずプロ意識を持たなければなりません。
では、プロ意識とはどんなものですか?お客様の満足にこだわるか、自分の満足にこだわるか、それがプロ意識とアマ意識の違いではないかと思います。プロ意識に基づく行動は次のようなものがあげられます。
・仕事に誇りを持ち、中途半端に妥協しない。
・細かいところにも丁寧に取り組み、自分の限界に挑戦する。
・人間性を磨き、責任転嫁・言い訳・驕りは絶対しない。
・コーチ(師)を持ち、基礎・基本・型を大切にしている。
・人に動かしてもらうのではなく、自らが動く。
・報酬や結果は努力の証でありそれ自体を求めない。
・仕事に生き甲斐を感じ、仕事に魂を込めている。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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