2024/3/25 vol.52
人生の成功は良質な出会いがあるかどうかで決まると言っても過言ではないと思えるのです。「あなたの周りの5人の平均があなたになる」とも言われているほどです。
振り返ってみると、私は多くのよき出会いがありました。来日して入学した大学の研究室の助手だった松井さんとの出会いがありました。輪講資料の書き方が分からず、いつも松井さんのところに聞きに行ったことを覚えています。松井さんは日本語のミスだけではなく、読みやすい文書をどう書くか、時には夜遅くまで親身に指導してくれました。今、この「技術者のビタミン」を苦にならず書けることも彼のおかげだと思っています。
そして、約6年前に、人の紹介で、盛和塾との出会いがありました。そこでは、今でも、稲盛和夫さんの経営哲学を学んでいます。経営とは、経営の手腕よりも、心の在り方、つまり考え方が一番大事だと気づくことができました。これからの経営人生としては「実直、利他、情熱」を経営の基本方針とし実践していきたいと考えています。
「人生は出会い道、気づき道」、まさしくその通りですね。では、良質な出会いをもたらすにはどうすればよいでしょうか。私自身は次の3つを実践しています。
1)誰にも負けない努力をする
努力する人は、周りに好かれるし、可愛がってもらえるのです。私は貧乏な家庭に生まれたこともあって、生きることは、せっせと働くことだと遺伝子に刻まれています。親に感謝しています。
2)出かけてみる
人は好き嫌いがあり、会ってみないとわからないものです。私はセミナーや勉強会には意識的にでかけ、また会いたいといわれた人には、基本は拒まないという姿勢です。お蔭様で、出会った人は皆素晴らしい方ばかりです。
3)謙虚に素直に学ぶ
どんな偉い人でも必ず欠点があります。大事なことはグッドグラス(No27を参照)をかけ、人の良いところを見るようにすることです。私自身は、これまで本当に多くの人から学ばせていただいたことで今の自分があると思っています。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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