2024/2/26 vol.48
ドラッカー氏曰く。知識労働者(技術者)にとって、「生産性の向上はより賢く働くことでしか達成できない」。 しかも、「知識労働に関しては、それが唯一のカギである」。「生産性向上を図る場合に、まず問うべきは、“何が目的か、何を実現しようとしているか、なぜそれを行うか”である」。
先日、管理職の一人から相談を受けました。「新人に業務を指示したが、出来具合はいつも期待するものとかけ離れたものばかりだった」と。さっそく新人も交えて、原因と対策について面談を行いました。業務の目的を理解せず、作業的にやっていたことが主な原因でした。
わが社(Mywayプラス)は、6月が新しい期の始まりです。今から、次期の目標作成を幹部の皆さんととりかかっています。私は、目標作成に当たって、次の項目を入れるよう、幹部の皆さんに言っています。
・自部門の使命とビジョン
・ビジョンを達成するための方針、取り組むべきテーマ、等
目的(使命)や目標(ビジョン)が明確になれば、人は、それぞれ創意工夫が生まれ、作業の必要性も含め、仕事を定義し直すことができます。その上、不要な業務をやめて、やるべきことに集中することができます。結果として、仕事の生産性向上につながります。
皆さんも是非、担当業務の目的や目標は何かを常に自問してみてください。例えば、「このレポートを書く目的はなにか?」「この会議の目的はなにか?」「何を達成したいの」、などです。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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