2023/11/20 vol.34
新人の皆さんは大きな抱負を持って、入社されたことと思います。これから長い社会人の旅に出るわけですから、よく言われることですが、「始めが肝心」です。ごく一部の人を除き、多くの人は仕事をこなす知識・技能をまだ身に着けていませんし、先輩からもすぐにできると期待されていません。そこで、大切なのは、どんな心構えを持つかです。わが社の新人に対して、私は次のように話しています。
1.正しい「おはよう」
正しい「おはよう」とは、朝は必ず先輩社員より早く出社し心と体を整えて、出社してくる先輩に対して、元気よくあいさつすること。あいさつは心と心の潤滑油で、先輩に好感を与えることができます。1年間だけで結構ですから、次の年は後輩にバトンタッチ。また、朝早く出社して、前日の振り返りや今日の計画などを考えることも重要です。こうして、積みかさねていくと、大きな成長となるはずです。
2.やるべきことややれることをやる
「これをやりたい、あれをやりたい」。はっきり言って、新人にできることは少ない。やりたいことを言う前に、やるべきことややれることは何かを考え、きちんとやることです。そうすると、自分の価値が着実に高まります。やがて、大きい仕事、権限が任せされ、思う存分にやりたいことができるのです。
3.会社にあわせる努力をする
会社に入ってみると、いろんな不満なことがあります。「上司が厳しい」、「ルールが多い」、「なかなか教えてもらえない」、等々。はっきり言って、あなたにぴったり合う会社はありません。大切なことは、会社に合わせる努力をすることです。会社の成長のために、自分は何ができるかを考えることです。
以上3つを心がけて、実行すれば、数年後は、きっと仲間から会社から必要とする人になるでしょう。以上3つをきちんとやっても、必要とされないなら、私にご一報ください。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
PR “なぜかいい会社を紹介しない“ 【パワエレ転職】