2023/04/10 vol.2
仕事は、その人の担当する業務によっていろいろ違います。例えば、電気技術者であれば、回路を設計したり、試作装置を作ったりします。ソフトウェア技術者であれば、プログラムを書いたり、デバッグしたりします。技術者に求められる職務能力とは、担当業務をこなすために必要な知識、経験、問題解決力となります。その業務能力を高めるために、私たちは教科書を読んだり、実務の訓練を受けたり、そして先輩から教えてもらったりして努力しなければなりません。
しかし、業務能力を高めるだけで、本当に一流の技術者になれるのでしょうか?
「この人と仕事はしたくない」、「この人の言うことは、あまり聞きたくない」、「この人のこと、信用できない」、皆さんは、そんな体験ありませんか。昔はともかく、現代では一人でできるもにのは限界があります。人の協力なくして、よい成果が生まれるはずがありません。ですから、責任感や、他人との協調性、信頼関係も大切なのです。わが社では、これを「心の能力」と言っています。具体的には、下記の5つです。
・プラス発想する
・信頼関係を作る
・オーナー意識を持つ
・プロを目指す
・コスト意識をもつ
(その詳細について、ご興味がある方は、是非、ご連絡ください。)
ですから、仕事の能力には、業務能力のほか、心の能力も必要です。一流の技術者を目指すには、業務能力だけではなく、心の能力を高めることも重要です。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶