ステッピングモータのモジュールがPSIMには存在しないので、MATLABによりステッピングモータのモデルを作成し、連成したいと思っています。PSIMのマニュアルにはSimCouplerモジュールは制御回路にのみ適用可能であると書いてありますが、SimCouplerモジュールを主回路に使用しても問題ないのでしょうか?
PSIMのSLINK_INブロックおよびSLINK_OUTブロックは共に制御素子であり、制御回路の中でのみ利用可能です。PSIMはパワー回路と制御回路は別に扱われます。制御回路内でパワー素子(例えばIGBT)を用いることはできませんし、パワー回路内で制御素子(例えば加算器)を用いることはできません。
ご質問のようにパワー系のモデルをSimulinkで構成する場合には、パワー系から制御系に変換するためのセンサデバイスと、制御電源などをうまく組み合わせることで実装可能と思われます。
PSIMフォルダの中の「examples\custom DLL\inductor.sch」に非線形リアクトルをDLLブロックで計算している例がありますので、参考にしてください。SimCouplerを用いた例ではありませんが、SimCouplerを用いた場合にも同様の方法でモデリング可能です。