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DC/DCコンバータの徹底理解講座(共振型DC/DCコンバータ)

2023年11月21日(火) 13:00~16:00

 

特長
LLCコンバータやE級スイッチング、および非接触給電の基礎となる共振型DC/DCコンバータの技術を、基礎から応用まで詳しく説明します。
対象
・DC/DCコンバータの設計や開発に従事している方
・DC/DCコンバータの設計や開発にこれから取り組む方
・共振型DC/DCコンバータの動作を基礎からしっかり理解したい方
・LLCコンバータやE級スイッチング、および非接触給電に興味のある方
学べること
共振型DC/DCコンバータの技術をしっかり身に付けることができる。
概要
 ソフトスイッチングの主流の回路方式は、電圧共振型・電流共振型から部分共振型に移行してきましたが、近年電流共振の一種であるLLCコンバータや電圧共振の仲間であるE級スイッチングが再度注目されています。電圧共振・電流共振はいくつかの欠点があり、一時期あまり使用されなくなりましたが、LLCコンバータはその欠点をうまくおぎなっており、近年広く使われるようになりました。また、E級スイッチングはDC/DCコンバータの回路方式としては課題があり、実用化はあまり進みませんでしたが、近年非接触給電の回路方式として注目され、研究・開発が活発になっています。非接触給電では、送電コイルと受電コイルの結合率が低いので、必然的に共振型の回路構成を使う必要があります。
 パワエレ技術者は電圧共振・電流共振の基本的な回路方式をよく理解した上で、LLCコンバータや非接触給電の設計・開発に臨む必要があります。本セミナでは電圧共振型と電流共振型、およびE級スイッチングを用いたチョッパ回路の動作原理と重要な特性を詳しく説明します。

■徹底理解シリーズについて
 DC/DCコンバータは数Wから数100kWの容量まで広く実用化されています。使われる分野も家庭用から産業用まで広範囲に及んでいます。幅広い容量と様々な用途に対応して、たくさんの回路方式が研究され、実用化されてきました。それぞれの回路方式には固有の動作原理があり、独特の特性を持っています。DC/DCコンバータを使用する場合、特性をよく把握した上で回路方式を選択し、動作原理を完全に理解した上で設計する必要があります。
 「DC/DCコンバータの徹底理解講座」では、DC/DCコンバータの重要な回路方式を次の8つのセミナーに分けて詳しく説明します:①フォワード型DC/DCコンバータ、②ブリッジ型DC/DCコンバータ、③電流型DC/DCコンバータと双方向DC/DCコンバータ、④PFCコンバータ、⑤ソフトスイッチング、⑥共振型DC/DCコンバータ、⑦LLCコンバータ、⑧DABコンバータ。それぞれのセミナーでは、各回路方式の基本となる動作原理をまず説明し、各種動作モードでの特有の振る舞いを解説します。その上で各回路方式の特徴を詳しく解説し、特性改善のための手法を紹介します。初心者の方は、各回路方式の動作原理と特徴の学習にご使用ください。ベテランの方は動作原理と特性の確認、および設計スキル向上のためにご参加ください。

■徹底理解シリーズと対象アプリケーション一覧
セミナー
アプリケーション
通常の1石フォワード型は、200W以下程度の電源一般に広く使用
アクティブクランプ方式1石フォワード型は、数kWも可能でプリウスに使用されていることで有名
数100W~数100kWの大きな容量の電源装置の定番の回路方式
太陽電池の昇圧、燃料電池の昇圧、双方向型の一部
電池の充放電、2つの電力系統の相互電力融通、モータの力行/回生制御
交流を受電する電気製品すべてに使用。家電、OA機器、充電器、産業設備、その他
DC/DCコンバータ高性能化のための重要技術。LLC、DAB、フォワード型、ブリッジ型などに適用
共振型DC/DCコンバータ
小型軽量・高効率・低ノイズ電源、MHz以上の高周波電源、非接触給電などに使用
小型軽量、高効率、低ノイズ電源、家電、OA機器、充電器などに広く使用
電池の充放電、直流バスラインシステム、直流配電システム、2つの電力系統の相互電力融通
プログラム
1.共振型の概要
 1-1 ソフトスイッチングの基礎
  ・電圧共振 ・電流共振 ・部分共振 ・ソフトスイッチングの定義 ・部分共振定番方式
 1-2 ゼロ電圧スイッチングとE級スイッチング
 1-3 共振型と非接触給電

2.非絶縁型の共振型DC/DCコンバータ
 2-1 電流共振型昇圧チョッパ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・主要波形 ・等価回路
  ・ソフトスイッチング成立条件 ・出力電圧計算式 ・サージ電圧の発生
 2-2 電流共振型降圧チョッパ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・等価回路 ・ソフトスイッチング成立条件
  ・出力電圧計算式
 2-3 電圧共振型昇圧チョッパ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・等価回路 ・ソフトスイッチング成立条件
 2-4 電圧共振型降圧チョッパ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・等価回路 ・ソフトスイッチング成立条件
 2-5 E級スイッチングによる昇圧チョッパ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・E級スイッチングと準E級スイッチング

3.絶縁型の共振型DC/DCコンバータ
 3-1 並列共振型DC/DCコンバータ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・並列共振型の欠点
 3-2 直列共振型DC/DCコンバータ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・主要波形 ・出力電圧特性
 3-3 LLCコンバータ
  ・回路構成 ・通常の電流共振型との相違
 3-4 1石フォワード方式電圧共振型DC/DCコンバータ
  ・回路構成 ・電流経路 ・動作モード ・主要波形 ・非接触給電への応用
講師
メーカで電源設計豊富な講師が適切な設計を行うための技術を説明します!
平地克也先生 技術コンサルタント事務所 平地研究室

1954年生まれ。
1979年京都大学工学部電気工学科卒業、同年株式会社GSユアサ入社、各種パワーエレクトロニクス応用製品の研究開発に従事。
2004年国立舞鶴工業高等専門学校赴任、電気情報工学科学科長、電子制御工学科学科長、副校長、などを経て現在名誉教授。
電気学会上級会員、工学博士。
受講特典
ソフトスイッチングの基礎から応用まで
ソフトスイッチングの基礎から応用まで

ソフトスイッチング各種回路方式の動作原理と特徴を詳細に説明!

ソフトスイッチングは、DC/DCコンバータなど電力変換装置の小型軽量化と高効率化のための重要技術である。1980年代から研究・開発が始まり、たくさんの回路方式が実用化されてきた。しかし、ソフトスイッチングの回路方式は動作が複雑で、正確な理解は簡単ではない。本書では、たくさんの回路方式を体系的に整理し、ソフトスイッチングの基本原理から各種回路方式への応用までを、わかりやすく理論的に説明している。パワエレ技術者必読の書である。

パワエレセミナーお申込み
日程・受講料
開催日
【ライブ配信】2023年11月21日(火)
期間
半日
時間
13:00 ~ 16:00
受講料
25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)
当日までのご準備
1.Webセミナーアプリ(Zoom)のインストール
  ・インストールはこちらから。
  ・Zoomの仕様や推奨環境についてはこちらから。
  ・Zoomの利用方法はこちらから。
  アプリのインストールが難しい場合、下記ボタンよりお問い合わせください。
当日の持ち物
1.マイク機能付きパソコン
2.講義資料(事前に協会より郵送します。)
3.筆記用具
4.電卓
パワエレセミナーお申込み
主催
日本パワーエレクトロニクス協会
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