タイトル |
電磁干渉の視点からパワエレ技術者を育成する |
講演者 |
株式会社 日立製作所 生産・モノづくりイノベーションセンタ 回路システム研究部 生産E1ユニット ユニットリーダ/主任研究員 大前 彩 |
概要 |
弊社では鉄道、自動車部品をはじめとするパワーエレクトロニクス機器を開発しています。 パワエレ機器の開発においては、製品性能や効率の他に、電磁ノイズ、冷却、振動など設計者が考慮しなければならない周辺課題が多くあります。 今回は特に電磁ノイズの観点から、弊社での技術者育成の取り組みについてご紹介します。 |
略歴 |
2005年3月 東京農工大学大学院工学研究科 博士前期課程修了 2005年4月 株式会社日立製作所 生産技術研究所 入社 2018年4月~2020年3月Hitachi Europe GmbH 2020年4月より現職 自動車、鉄道をはじめパワーエレクトロニクス機器の電磁ノイズ両立性の研究開発に従事 電子情報通信学会会員、エレクトロニクス実装学会会員 |
タイトル |
インバータ技術開発におけるダイキン工業の技術者育成 |
講演者 |
ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師 宮島 孝幸 |
概要 |
弊社はモータ・インバータをセットで開発し、システムとして成立させることを特徴としており、部門間をまたいだ活発な議論、産学連携などを通じて高い省エネ性と低コストのモータ・インバータ技術を開発している。 グローバルでのインバータ空調機拡大に貢献した電解コンデンサレスインバータの開発事例などを基に、弊社のパワエレ技術者育成の取り組みを紹介する。 |
略歴 |
2014年3月 東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了。 同年 ダイキン工業株式会社入社。 現在、空調機器・油圧ユニット向けのモータ・インバータ制御技術の開発に従事。 電気学会会員、IEEE会員。 |
タイトル |
Hondaの電動車両開発を通して伸ばすパーソナルコンピテンシー |
講演者 |
株式会社本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 チーフエンジニア 加藤 武士 |
概要 |
Hondaは、1972年に世界のビッグメーカーに先んじた低公害エンジン「CVCCエンジン」を発表したように、50年もの以前から環境問題に対してチャレンジングに取り組んでおり、そのスピリットは、その後のハイブリッド車や電気自動車・燃料電池車の開発へと連綿と受け継がれています。 こうしたチャレンジングな電動車両開発の中で、技術者がどの様に必要な能力を習得・拡張し、そして、次世代の若手に伝承しているかについて、研究開発の現場で体験した事例などとともにご紹介いたします。 |
略歴 |
1990年、本田技研工業株式会社に入社。翌年、本田技術研究所に発足した電動車両開発室へ異動。以来、ハイブリッド技術IMAの研究他、インバータを中心としたパワーエレクトロニクス技術・部品研究や車両開発などに携わる。 2012年、米国オハイオ州の研究所内に新設されたハイブリッド車両開発課マネージャーとして着任。北米地域のハイブリッド車両の開発推進や開発環境整備、電動化戦略などに従事。 現在、パワーエレクトロニクス技術の新たな研究に取り組むとともに、複数の自動車技術会委員会に参画している。 |