時間 | 講演者 タイトル |
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10:00 ~ 11:00 | 株式会社 日立製作所 大前 彩 「電磁干渉の視点からパワエレ技術者を育成する」 |
11:05 ~ 11:25 | 株式会社ケミトックス 「パワーデバイスの故障解析最前線~高温高湿バイアス試験編~」 |
11:25 ~ 11:45 | テレダイン・レクロイ 「モータ・ドライブ解析の基礎」 |
11:45 ~ 12:05 | Innoscience Technology Co., ltd. 「双方向スイッチGaNの特徴と応用例の紹介」 |
13:00~14:00 | ダイキン工業株式会社 宮島 孝幸 「インバータ技術開発におけるダイキン工業の技術者育成」 |
14:05 ~ 14:25 | 電子磁気工業株式会社 「磁性材料の評価に大切な直流磁化測定について」 |
14:25 ~ 14:45 | 株式会社NEAT 「MATLAB/Simulinkを用いたパワエレ機器の実機制御に関する手法の紹介」 |
14:45 ~ 15:05 | 株式会社スマートエナジー研究所 「ここだけは知ってほしい、パワエレ損失の勘所とシミュレーション」 |
15:05 ~ 15:25 | Mywayプラス株式会社 「昨今のパワエレ現場においてHILSが開発にも育成にも使えます!」 |
16:00~17:00 | 株式会社本田技術研究所 加藤 武士 「Hondaの電動車両開発を通して伸ばすパーソナルコンピテンシー」 |
タイトル |
電磁干渉の視点からパワエレ技術者を育成する |
講演者 |
株式会社 日立製作所 生産・モノづくりイノベーションセンタ 回路システム研究部 生産E1ユニット ユニットリーダ/主任研究員 大前 彩 |
概要 |
弊社では鉄道、自動車部品をはじめとするパワーエレクトロニクス機器を開発しています。 パワエレ機器の開発においては、製品性能や効率の他に、電磁ノイズ、冷却、振動など設計者が考慮しなければならない周辺課題が多くあります。 今回は特に電磁ノイズの観点から、弊社での技術者育成の取り組みについてご紹介します。 |
略歴 |
2005年3月 東京農工大学大学院工学研究科 博士前期課程修了 2005年4月 株式会社日立製作所 生産技術研究所 入社 2018年4月~2020年3月Hitachi Europe GmbH 2020年4月より現職 自動車、鉄道をはじめパワーエレクトロニクス機器の電磁ノイズ両立性の研究開発に従事 電子情報通信学会会員、エレクトロニクス実装学会会員 |
タイトル |
インバータ技術開発におけるダイキン工業の技術者育成 |
講演者 |
ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師 宮島 孝幸 |
概要 |
弊社はモータ・インバータをセットで開発し、システムとして成立させることを特徴としており、部門間をまたいだ活発な議論、産学連携などを通じて高い省エネ性と低コストのモータ・インバータ技術を開発している。 グローバルでのインバータ空調機拡大に貢献した電解コンデンサレスインバータの開発事例などを基に、弊社のパワエレ技術者育成の取り組みを紹介する。 |
略歴 |
2014年3月 東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了。 同年 ダイキン工業株式会社入社。 現在、空調機器・油圧ユニット向けのモータ・インバータ制御技術の開発に従事。 電気学会会員、IEEE会員。 |
タイトル |
Hondaの電動車両開発を通して伸ばすパーソナルコンピテンシー |
講演者 |
株式会社本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 チーフエンジニア 加藤 武士 |
概要 |
Hondaは、1972年に世界のビッグメーカーに先んじた低公害エンジン「CVCCエンジン」を発表したように、50年もの以前から環境問題に対してチャレンジングに取り組んでおり、そのスピリットは、その後のハイブリッド車や電気自動車・燃料電池車の開発へと連綿と受け継がれています。 こうしたチャレンジングな電動車両開発の中で、技術者がどの様に必要な能力を習得・拡張し、そして、次世代の若手に伝承しているかについて、研究開発の現場で体験した事例などとともにご紹介いたします。 |
略歴 |
1990年、本田技研工業株式会社に入社。翌年、本田技術研究所に発足した電動車両開発室へ異動。以来、ハイブリッド技術IMAの研究他、インバータを中心としたパワーエレクトロニクス技術・部品研究や車両開発などに携わる。 2012年、米国オハイオ州の研究所内に新設されたハイブリッド車両開発課マネージャーとして着任。北米地域のハイブリッド車両の開発推進や開発環境整備、電動化戦略などに従事。 現在、パワーエレクトロニクス技術の新たな研究に取り組むとともに、複数の自動車技術会委員会に参画している。 |
タイトル |
パワーデバイスの故障解析最前線~高温高湿バイアス試験編~ |
講演企業 |
株式会社ケミトックス |
詳細 |
パワーデバイスや、パワーデバイス用材料の長期耐久性試験の後には、故障解析が必要となります。電圧、電流、温度、湿度、気圧等のバイアスによってダメージを受けた箇所を特定し、解析し、故障原因を推測することで、改善点を見出し、開発方針へのフィードバックを行います。 パワーデバイスの信頼性評価の中でもメジャーな試験方法である、高温高湿バイアス試験後の故障解析の事例をご紹介します。 高温高湿バイアス試験は、高温高湿環境にサンプルを設置し、高電圧を長時間印加することで、パワー半導体チップや、絶縁板の長期信頼性を評価します。 試験後のサンプルに対する、超音波映像法、電子顕微鏡法を用いた、弊社故障解析サービスの一例をご紹介します。 |
URL |
https://www.chemitox.co.jp/ |
タイトル |
モータ・ドライブ解析の基礎 |
講演企業 |
テレダイン・レクロイ |
詳細 |
弊社技術資料『モータ・ドライブ読本』の内容から抜粋し、三相モータ・ドライブ回路やモータ駆動システムのパワー解析を行うにあたっての基礎知識と解析方法を紹介します。また定常状態の解析を超えて、起動時・制動時・トラブル時のパワー値、機械パラメータ値の時間変動を評価する手法についても詳しく解説します。 |
URL |
https://teledynelecroy.com/japan/ |
タイトル |
双方向スイッチGaNの特徴と応用例の紹介 |
講演企業 |
Innoscience Technology Co., ltd. |
詳細 |
Innoscienceは、世界最大のGaN-on-Si専業垂直統合型製造会社です。次世代半導体GaNの開発により、パワーエレクトロニクス分野で大規模な変革を遂げています。 私たちのビジョンは、高信頼性、安定供給、低コストの窒化ガリウム(GaN-on-Si)を提供することで低炭素化社会の実現に貢献することです。 GaNはSiを凌駕する優れた性能を持ちその応用範囲は多岐にわたります。 本講演ではGaNの特徴の一つである双方向スイッチング特性を利用したBiGaN商品の紹介と応用例を紹介します。 従来シリコントランジスタでは、双方向スイッチを構成するためには2個のトランジスタを直列接続することが求められていましたが、BiGaNは1個のトランジスタで置換が可能となります。 機器の小型化、低コスト化、低損失化に大きく貢献することが可能です。BiGaNのデバイス構成、基本特性、応用例について紹介します。 |
URL |
https://www.innoscience.com |
タイトル |
磁性材料の評価に大切な直流磁化測定について |
講演企業 |
電子磁気工業株式会社 |
詳細 |
電子磁気工業は、60年以上に亘り、磁気応用技術を用いた非破壊検査機器、着磁・脱磁装置、磁気計測機器の開発・製造を行っています。 今まで培ってきた技術の中から、本講演では磁性材料の評価として用いられる直流磁化測定について、測定方式の違いや、測定方法の種類などをやさしく解説します。測定結果の見方、測定方法による違いなども解説しますので、磁気測定機器の導入を検討されている方、シミュレーションなどで測定を検討されている方の一助となればと幸いです。 |
URL |
https://www.emic-jp.com/ |
タイトル |
MATLAB/Simulinkを用いたパワエレ機器の実機制御に関する手法の紹介 |
講演企業 |
株式会社NEAT |
詳細 |
近年では制御アルゴリズムの設計・開発にMATLAB/Simulink等を用いるケースが増えてきており、産業界だけでなく大学などの教育機関においてもその流れが広まりつつあります。 通常はPC上のソフトウェアの中でシミュレーションが行われますが、RCP(Rapid Control Prototyping)と呼ばれる装置を用いる事により、MATLAB/Simulink等を用いて設計・開発された制御アルゴリズムをモデルの内容をそのまま、ハンドコーディングを行わずに実際のパワエレ機器に対して適用することが可能になります。 本講演では、パワエレ機器の制御専用に開発された『B-Box RCP』を用いて、短時間で安全に制御アルゴリズムを検証する方法についてご紹介いたします。 |
URL |
https://www.neat21.co.jp |
タイトル |
ここだけは知ってほしい、パワエレ損失の勘所とシミュレーション |
講演企業 |
株式会社スマートエナジー研究所 |
詳細 |
パワーエレクトロニクス、スイッチング電源設計開発に欠かせない「損失解析」。ベテランエンジニアがさらっと実現しているレベルに達するには多くの時間と経験が必要です。もし、若手技術者が「損失解析」を習得することができれば、技術力向上、設計者として即戦力となります。 では、技術習得の期間を短縮するためには、シミュレータを用いてどのようにすればよいか。 本セミナーでは、若手技術者に最初に伝えたい電源設計の肝として、具体的な損失の要素を解説し、「全自動、高速」に損失解析可能なシミュレータ Scideamをご紹介します。 |
URL |
https://www.smartenergy.co.jp/ |
タイトル |
昨今のパワエレ現場においてHILSが開発にも育成にも使えます! |
講演企業 |
Mywayプラス株式会社 |
詳細 |
パワエレ現場において、インバータ開発は壊しながら学ぶと教えられた方も多いのではないでしょうか。 ただ、最近はデバイスからコネクタにいたるまで部材不足が進む中、壊しながら学習していくということが難しくなっております。 また部材不足以外にも、突発的に会社や大学に行けなくなってしまい、在宅のため研究や開発が思うように進まないという悩みも伺っております。 HILSは上記の課題を解決し、効率的な開発ができるツールとなります。 本講演では企業の開発現場や大学の研究用途でもご利用いただいている事例も交えながらお話いたします。 |
URL |
https://www.myway.co.jp/ |