
2024年5月23日(木) 10:00~17:00 |

特長
・本講座を受講すれば、一通りの「モータ騒音・振動」がすんなり理解できる。
・「46年間の実務に携わった経験とノウハウ」について実際の低減事例を紹介する。
・「学ぶ立場」「実際に明日から業務で使える内容」に重きをおく。
・本講では発生メカニズムなど基礎をお伝えし、より具体的な対策は「
対策編」でお伝えします。
対象
・初心者やこれからモータシステム設計、開発、研究、生産、品質検査の業務を取り組む方。
・一般的な電気工学、制御工学、機械工学の知識を持っている方。
・「モータの低騒音技術 を学びたいが、指導を受ける実務経験者がいない」などの困りごとを抱える方。
学べること
・「モータ騒音・振動の発生メカニズム」が理解でき、対策設計ができる。
・モータ音や振動を発生しないようにするにはどうしたら良いのかが分かる。
・モータ振動騒音は難易度の高い業務であるが、すんなりと学べる。
概要
モータは、洗濯機、エアコンなど家電製品、産業用、工作機械や医療機器、最近では電気自動車(EV)が注目され、幅広い分野で使用されています。モータは小型、軽量、高速、高効率などの幾多の技術改良がなされてきました。しかし、騒音・振動に課題が残る。
本講座はモータを組み込むシステム装置の開発・設計において、課題となるモータ振動騒音を抑制するするには、発生メカニズムを理解する必要がある。その上で適切な対策を施さねばならない。電磁騒音、通風騒音、機械振動の3種類の現象を「理論、FEM解析、実験結果」を取り上げ、基礎と具体的な事例を交えて低減対策方について、分かりやすく解説する。
プログラム
1. モータの振動・騒音の基礎知識
・周波数分析、スペクトル、共振とは、固有振動数と振動モード
・小形・軽量と騒音の関係、騒音の発生メカニズム
2.モータの固有振動数
・ステータ鉄心、ロータの固有振動数の計算法
・ブラシレスDCモータ、PMモータ&IMモータ
3.モータ電磁騒音
・電磁騒音の要因、電磁力モードと固有振動モードの関係
・騒音発生メカニズム:製造時のロータ動的偏心、ロータスキュー
4.モータのファン騒音
・ファン騒音の種類、レベル、発生周波数、共鳴周波数
・騒音発生メカニズム:ファン騒音の実測検証
5.機械的要因によるモータ振動騒音
・軸受音の種類と発生周波数、騒音の事例
・低減事例:ロータバランスの2面修正法
6.Q&A事例紹介
・トルクリップルと電磁騒音の要因は何ですか。
・集中巻線と分布巻線の騒音はどのように違うか?その他7件紹介
講師
長年に渡り振動騒音の対策を手掛けてきた講師が、基礎をわかりやすくお伝えします。 |
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Nodaモータテック事務所
・1982年芝浦工業大学を卒業.
・2000年三重大学にて「モータの振動騒音」で工学博士を取得.
・(株)東芝にて
モータ(産業、鉄道、エレベータ、自動車、家電など)の研究開発・設計に従事(部長).
・2013年Nidec(株)(日本電産)モータ基礎研究所にて
ブラシレスDCモータの研究開発、品質問題に従事(部門長).
・専門書5冊.特許58件、モータ関連査読論文55件、表彰歴(オーム技術賞など6件).
・2023年Nodaモータテック事務所を設立.
技術顧問、セミナー講師、コンサルタント、専門書執筆に従事し、現在に至る. |
受講特典
モータの騒音・振動と対策設計法 |
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静けさは、良い製品と評価される重要な要素。その音の根源としてのモーター静音化設計を学ぶには、最良の教科書となっています。 |
日程・受講料
受講料
45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
当日までのご準備
1.Webセミナーアプリ(Zoom)のインストール
・インストールは
こちらから。
・Zoomの仕様や推奨環境については
こちらから。
・Zoomの利用方法は
こちらから。
アプリのインストールが難しい場合、ブラウザでの参加も可能です。詳しくは
こちらをご覧ください。
当日の持ち物
1.マイク機能付きパソコン
2.講義資料(事前に協会より郵送します。)
3.筆記用具
主催
日本パワーエレクトロニクス協会