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開催日時
2021年02月02日(火) 10時から17時まで
受講料
45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
講師
平地 克也 先生
インタビュー動画
          インタビュー記事
プログラム・内容 
  DC/DCコンバータは数Wから数100kWの容量まで広く実用化されています。使われる分野も家庭用から産業用まで広範囲に及んでいます。幅広い容量と用途に対応して、たくさんの回路方式が研究され、実用化されてきました。それぞれの回路方式には固有の動作原理があり、独特の特性を持っています。DC/DCコンバータを使用する場合、特性をよく把握した上で回路方式を選択し、動作原理を完全に理解した上で設計する必要があります。
 「DC/DCコンバータの徹底理解講座」では、それぞれの回路方式の基本となる動作原理をまず説明し、各種動作モードでの特有の振る舞いを解説します。その上で各回路方式の特徴を詳しく説明し、特性改善のための手法を紹介します。初心者の方は、各回路方式の動作原理と特徴の学習にご使用ください。ベテランの方は動作原理と特性の確認、および設計スキル向上のためにご参加ください。


1章 LLCコンバータ
 1.LLCコンバータの概要
 2.LLCコンバータの動作
  2ー1 動作モード
  2ー2 各種動作
  2ー3 部分共振定番方式
  2ー4 ソフトスイッチング失敗動作
 3.LLCコンバータの設計方法
 4.新しい回路方式・制御方式
  4ー1 出力電圧制御範囲拡大方式  
  4ー2 インターリーブ運転
  4ー3 双方向機能の実現
  4ー4 軽負荷時の効率改善
  4ー5 過電流保護
  4ー6 同期整流駆動回路
  4ー7 その他

2章 DABコンバータ
 1.DABコンバータの概要
  1ー1 双方向DC/DCコンバータの用途
  1ー2 双方向DC/DCコンバータの回路方式
  1ー3 DABコンバータの特徴
 2.DABコンバータの動作
  2ー1 DABコンバータ回路構成
  2ー2 リアクトルの重要な性質
  2ー3 DABコンバータの動作モード
  2ー4 部分共振定番方式
  2ー5 DABコンバータのソフトスイッチング
  2ー6 DABコンバータの基本動作
 3.新しい回路方式・制御方式
  3ー1 DABコンバータの2つの短所
  3ー2 ソフトスイッチング不成立時の貫通電流防止
  3ー3 並列運転で軽負荷状態を避ける方法
  3ー4 間欠動作で軽負荷状態を避ける方法
  3ー5 FB/HB切替方式
  3ー6 片側PWM制御
  3ー7 両側PWM制御
  3ー8 DABによるシングルステージコンバータ
 

 LLCコンバータは、古くからあるDC/DCコンバータの回路方式ですが、近年「再発見」されて広く使用されるようになりました。主に数10Wから数100Wクラスで普及しています。近年はその高効率・低ノイズの特長を生かして、数kWクラスの研究・開発が進展しています。
 DABコンバータも、LLCと同様に近年「再発見」されて内外の研究機関で広く研究され、一部実用化されています。双方向の電力変換が可能であること、およびソフトスイッチングを実現できることから、電池の充放電やモータの力行・回生動作を伴うシステムに適しています。そのため、近年注目されている新エネルギーシステム、電気自動車、マイクログリッド、などの分野への応用が期待されています。
 この講座では、LLCコンバータとDABコンバータの基礎から応用まで、そして最近の技術動向を詳しく説明します。

【類似セミナー】
・第7回舞鶴高専パワエレ公開講座「LLCコンバータ◆◆基礎・応用・最新技術動向◆◆」
・第8回舞鶴高専パワエレ公開講座「LLCコンバータの基礎から応用まで」
・第9回舞鶴高専パワエレ公開講座「DABコンバータの基礎から応用まで」
 
受講対象者
・DC/DCコンバータの各種回路方式の基本的動作原理を理解したい方。
・各種回路方式の特徴を理解したい方。
・採用するべき回路方式の選択を検討している方。
・DC/DCコンバータの設計を始める方。
当日までに準備いただくこと
1.Webセミナーアプリのインストール(協会が開催前日に送付する招待メールからでもインストールできます)
2.できれば、次の平地研究室技術メモを読んでください。
  ① No.20140529、「LLC方式DC/DCコンバータの回路構成と動作原理」
  ② No.20140310、「DAB方式双方向DC/DCコンバータ」
当日の持ち物
1.ノートPC
2.講義資料(事前に協会より郵送します。)
3.筆記用具
4.電卓
会場

Zoomを利用したWebセミナーとなります。

【推奨環境】
【機器】 マイク機能付きパソコン。
受講者の許可が取れた場合に限り、講師が理解度を確認する目的でカメラ機能を利用することがあります。
【OS】 Windows10、macOS XとmacOS 10.9以降など。最新バージョンが対象です。(※)
【ブラウザ】 GoogleChrome、MicrosoftEdge、FireFox、Safariなど。最新バージョンが対象です。(※)
※Zoomが推奨する動作環境はこちらをご確認ください。

Zoomの利用方法は、下記をご確認ください。
 https://pwel.jp/articles/96
主催
日本パワーエレクトロニクス協会