
2026年1月19日(月) 10:00~17:00 |

特長
・設計・品質・量産をつなぐ試験技術を体系的に習得
・CAE・IoT・AI技術を活用し、現場で使える試験力を強化
・信頼性・安全性・性能評価に直結する6領域の試験技術を網羅
対象
・モータ・パワーエレクトロニクス技術者
・モータ試験を設計・試験・品質保証・量産検証に活かしたい方
・ 開発〜量産に関わる信頼性設計・検証業務に携わる方
学べること
・開発〜量産までの試験プロセスの全体像と実践手法
・CAE・試験データ連携による設計フィードバックと効率化
・IoT・AIによる異常兆候の予測と診断技術
・法規制・認証試験の実務対応とトラブル事例の共有
概要
モータは、家電・産業機器・xEV(電気自動車)など多様な分野で活用される重要な駆動源です。近年では高効率・高出力・小型化が進む一方で、設計仕様の妥当性や信頼性を確保するための試験技術の体系化と設計連携の高度化が強く求められています。
本セミナーでは、既存の「騒音・振動・トルクリップル」講座で培った知識を前提に、試験技術を“設計品質の武器”として活用するための統合的な実践力を習得します。開発初期から量産工程までの試験プロセスを6つの技術領域に整理し、CAE・IoT・AIなどの最新技術を活用した診断・予測・自動化の実例を通じて、現場で即使える試験設計力を強化します。
さらに、「試験設計」「データ活用」「法規対応」「市場トラブル事例」までを網羅し、単なる測定技術ではなく、設計・品質保証・量産検証をつなぐ“統合型試験技術”として体系的に学べる内容です。
プログラム
1.モータ基本特性と電気・絶縁試験
• 回転数・トルク・効率・出力の性能評価
• 巻線抵抗・導通・誘起電圧・部分放電・ロック試験
• xEV対応:高耐電圧・絶縁抵抗・インパルス試験(JIS/IEC準拠)
2.熱・環境・耐久試験(パワエレ部品含む)
• モータおよびインバータの温度上昇・冷却性能評価
• 高温・低温・湿度・塵埃などの環境試験
• 長期耐久試験と劣化兆候の試験
3.磁石特性と温度依存性評価
• 磁束密度・減磁特性・温度特性の測定
• 高温環境下での磁石性能変化と信頼性評価
4.騒音・振動・トルクリップル・電磁力評価
• 音響・加速度・共振周波数・実験モーダル測定
• コギング・トルクリップルの正しい試験
• 測定データの見方と評価方法(キャンベル線図など)
• 電磁力分布と構造応答(CAE連携)
5.パワーエレ部品試験
• 制御回路・インバータの信頼性・熱設計と評価
• 故障メカニズム・寿命評価・対策手法
• 市場トラブル事例と対策(例:コネクタ不具合)
6.試験自動化・診断技術と法規対応
• 量産段階の自動検査・試験方法
• AIによる異常予測・データ解析の活用
• 法規制・認証試験と現地対応の実務知識
7.まとめ
• 本講座を通じて、試験の「目的・方法・評価・改善」の全体像を明確にする
• 実例と最新技術を通じて、信頼性設計の本質と運用力を体系的に習得
講師
長年に渡り振動騒音の対策を手掛けてきた講師が、事例を交えてノウハウをお伝えします。 |
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Nodaモータテック事務所
・1982年芝浦工業大学を卒業.
・2000年三重大学にて「モータの振動騒音」で工学博士を取得.
・(株)東芝にて
モータ(産業、鉄道、エレベータ、自動車、家電など)の研究開発・設計に従事(部長).
・2013年Nidec(株)(日本電産)モータ基礎研究所にて
ブラシレスDCモータの研究開発、品質問題に従事(部門長).
・専門書5冊.特許58件、モータ関連査読論文55件、表彰歴(オーム技術賞など6件).
・2023年Nodaモータテック事務所を設立.
技術顧問、セミナー講師、コンサルタント、専門書執筆に従事し、現在に至る. |





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日程・受講料
受講料
50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
当日までのご準備
1.Webセミナーアプリ(Zoom)のインストール
・インストールは
こちらから。
・Zoomの仕様や推奨環境については
こちらから。
・Zoomの利用方法は
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アプリのインストールが難しい場合、ブラウザでの参加も可能です。詳しくは
こちらをご覧ください。
当日の持ち物
1.マイク機能付きパソコン
2.講義資料(事前に協会より郵送します。)
3.筆記用具





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主催
日本パワーエレクトロニクス協会