
2023年7月7日(金) 10:00~17:00
会場:新横浜 |

特長
・パワエレにおけるトラブルの原因究明の方法を学びます。
・実際の事例を通して、原因究明から再発防止までの視点や考え方を養います。
・演習を通して、原因究明と対策のやり方を身に付けることができます。
対象
・パワエレ実務経験者
設計、製造、品証問わず
学べること
・トラブル対応時の考え方や進め方を身に付けられます
・FTA,FMEAの使い方がわかります
概要
市場出荷をした後や試験対応時に、トラブルがあって対応に追われた事がある方は多いと思います。
ここで注意をしたいのが、パワエレでは外部から見えるトラブルは症状であって,その原因はパワエレ機器ではなく,別の問題であることが多く見受けられます。
インバータなどのパワエレ機器は単独では動作せず、電源系統、モータ、コントローラなどと繋がり、負荷を制御するためのシステムの一部となっています。そのため、広い視点で全体を見ないと本当の原因は突き止められません。
また、パワエレ回路固有のトラブルなども起きることがあります。
本セミナーでは、パワエレ機器で代表的なトラブルの例とその原因究明、対策について事例を交えてお伝えします。
対策方法そのものではなく、トラブル対策の考え方や進め方を学ぶためのセミナーです。
演習を通して、実際にトラブルが起こった際の考え方を学びましょう。
プログラム
1.パワエレのトラブル
1.1 パワエレとは
1.2 パワエレトラブルの影響
1.3 パワエレトラブルの特徴
2.トラブル対策の流れ
2.1 情報収集と観測
2.2 故障状態の認識
2.3 メカニズムの推定
2.4 仮説の検証
2.5 対策立案
2.6 水平展開
3.メカニズムの推定
3.1 IGBTの短絡のメカニズム
3.2 各種のメカニズムの推定法
3.3 FTA
4.演習1 <トラブルのメカニズム推定> |
5.トラブル対策とノイズ
5.1 EMCとは
5.2 ノイズ対策の考え方
5.3 自己ノイズによるトラブル
6.トラブルの事例と実際の対策
<本項資料は配布致しません>
原因究明から再発防止までについて,各種の事例を紹介します.
7.トラブルの予防
7.1 FMEA
7.2 失敗学
7.3 トラブルを防ぐ設計
8.演習2 <トラブル対策のケーススタディ>
9.まとめ |
講師
メーカでの実体験からトラブル対策の要諦をお伝えします。 |
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Mori MotoR Lab.代表。元東海大学教授。 工学博士。電気学会フェロー。
慶応大学卒業後、三菱重工にて28 年勤務。
2005 年より2018 年まで東海大学教授。
産業機械、鉄道システム、自動車システム、分散電源などのパワエレ応用システムの研究開発、トラブル対策等において、研究、講師経験多数。
実務に「効く」ことを意識したメリハリある講義と、身近な例を用いた分かりやすい説明に定評がある。 |
日程・受講料
受講料
50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
定員
先着、最大20名まで。最大定員に達した場合、受講をお断りする場合があります。
最小5名から。開催3週間前に最小定員に満たない場合、受講をお断りする場合があります。
当日までのご準備
特になし。
当日の持ち物
1.筆記用具
2.名刺(セミナー終了後30分間名刺交換会を開催します。)
会場
加瀬の貸し会議室新横浜ホール 2階 第一会議室
JR新横浜駅より徒歩
会場へのアクセス
主催
日本パワーエレクトロニクス協会