
| 2025年12月24日(水) 13:00~16:30 |

特長
kHz~MHz帯の高周波電力変換器における磁性素子(インダクタ,トランス)について以下を学ぶ。
・磁性素子の役割と高周波での課題
・プリント基板を用いた高周波インダクタの構造技術
・二台の電源を用いるだけの簡単な高周波トランスの負荷試験法
対象
・高周波インダクタの構造技術を学びたい方
・高周波トランスの負荷試験をもう少し簡単にできないかとお困りの方
学べること
・磁性素子の高周波における課題とそれを解決する技術の一例がわかる
・電力変換器全体の性能向上のためには,受動部品(今回は磁気素子を対象とする)の高性能化とそのために動作特性を正確に把握することが重要であることがわかる
概要
パワーエレクトロニクスは、スイッチング素子の進化と共に歩んできました。
近年はSiCやGaNなどの次世代パワーデバイスによる高周波、かつ高出力な回路の実現が注目を浴びています。
変換器の効率化、小型化に向けて、またプラズマ発生源や非接触給電などの新しいアプリケーションへの適用が期待されています。ただ、高周波化をしていくとノイズや回路の寄生成分による影響など、高周波ならではの問題に直面をする事が多いのではないでしょうか。
パワーエレクトロニクスの基礎,特にインダクタやトランスなどの磁性素子に関する知識をお持ちの方で,プリント基板を用いたプレーナインダクタ,高周波トランスの負荷試験を簡素化したいという方向けに、実際に次世代半導体を活用した高周波電力変換器の回路製作や実験などで得た関連技術を紹介します。
プログラム
1. パワーエレクトロニクスにおける磁性素子の役割と高周波での課題
1-1 磁性素子の種類
1-2 磁性素子の高周波における特性と課題
2. 高周波渦電流を低減可能な空芯プレーナインダクタの巻線構造
2-1 空芯プレーナインダクタと高周波渦電流
2-2 従来構造と提案構造
2-3 実験によるインダクタンス,抵抗の評価
2-4 多層化による大電流化
3. 負荷を必要としない二台の低容量の電源を用いた高周波トランスの負荷試験法
4-1 電源とトランスの接続法および電源の調整法
4-2 電源の整合および巻数比が1:nの場合
4-3 実験による高周波トランスの評価例(正弦波励磁)
4-4 実験による高周波トランスの評価例(非正弦波励磁)
4-5 実験による高周波トランスの評価例(直列コンデンサを用いる方法)
4. 質疑応答
講師
| 高効率化・小型化の肝となる磁性素子を、実験から得た知見で解説します! |
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北海道科学大学 工学部 電気電子工学科 准教授
2013年3月 長岡技術科学大学大学院工学研究科 博士後期課程修了
2013年4月 同大学 産学官連携研究員
2016年4月 北海道大学 大学院情報科学研究科(現 情報科学研究院) 助教
2025年4月 北海道科学大学 工学部 電気電子工学科 准教授,現在に至る
講師紹介ページ(北海道科学大学) |





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日程・受講料
受講料
25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)
当日までのご準備
1.Webセミナーアプリ(Zoom)のインストール
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・Zoomの仕様や推奨環境については
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・Zoomの利用方法は
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アプリのインストールが難しい場合、ブラウザでの参加も可能です。詳しくは
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当日の持ち物
1.マイク機能付きパソコン
2.講義資料(事前に協会より郵送します。)
3.筆記用具





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主催
日本パワーエレクトロニクス協会