リチウムイオン電池の基礎
講座概要
再生エネルギーや電動車両の普及に伴い、リチウムイオン電池の利用が急速に拡大しています。回路系技術者は電池のことを単なる電圧源として扱うことが一般的ですが、電池の特性を考慮せず取り扱うと色々な不都合が生じます。パワエレ屋（電池を扱う人）が知っておくべきリチウムイオン電池の基礎的な情報を配信します。
本ｅラーニングはパワエレセミナー"パワエレ屋必見、リチウムイオン電池の基礎とパワエレ技術"から抜粋をしたものとなります。より詳しく知りたい方、電源回路側の情報を知りたい方はセミナーもご受講くださいませ。
対象者
リチウムイオン電池を用いたシステムに携わる電気系技術者
学習時間
全7講座。1講義の視聴時間は20分～30分程度です。
受講期間・受講料
開始
お申込み日から
期間
１ヶ月
受講料
20,000円（税抜）／22,000円（税込）キャンペーン価格
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講座詳細
１講 リチウムイオン電池の基礎
時間：１６分
1．
背景
2．
バッテリの種類
3．
用語
4．
用途により異なる運用形態
5．
電池単なる安定化電源ではない
２講 リチウムイオン電池の電気特性
時間：２８分
1．
リチウムイオン電池の構造
2．
正極・負極材料
3．
充放電特性
4．
（参考）ニッケル水素電池の特性
5．
充放電電圧依存性
6．
温度特性
7．
エネルギー効率
8．
エネルギー効率のCレート依存性
３講 リチウムイオン電池の劣化
時間：１７分
1．
劣化（カレンダー劣化）
2．
劣化（サイクル劣化）
3．
劣化（充電電圧依存性）
4．
電池の長寿命化
5．
劣化傾向の一例（容量と放電特性）
6．
劣化傾向の一例（インピーダンス）
４講 バッテリを使用する際の課題
時間：１４分
1．
蓄電池システムにおける課題とバッテリマネジメント
2．
過充電と過放電
3．
過電流
4．
温度管理
5．
各種加熱方法
6．
加熱システムの例
7．
交流内部加熱（パワーエレクトロニクス技術）
５講 セルバランスの必要性
時間：３４分
1．
セルバランスが及ぼす悪影響（充電時）
2．
セルバランスによる加速的劣化の進行
3．
セルバランスによる充放電可能エネルギーの低下
4．
セルアンバランスの要因
5．
各ばらつき要素の相関関係
6．
蓄電システムにおける温度ばらつき
7．
バッテリシステムにおける温度ばらつき
8．
バッテリリユース時におけるアンバランス
9．
EV使用後のセル特性のばらつき
10．
バッテリパック劣化の支配的要因
11．
直列接続セルの温度ばらつきによる悪影響
12．
セル並列接続時の注意点
13．
接触抵抗が増大する原因例
14．
EVバッテリバイクの不具合調査
６講 バッテリマネジメントシステムの機能①
時間：２７分
1．
概要
2．
バッテリマネジメントシステム（BMS）の機能ブロック
3．
簡単なバッテリマネジメントシステムの例
4．
BMSの構成単位
5．
充電器に求められる特性
6．
電圧計測
7．
電流計測（シャント抵抗）
8．
電流計測（ホール素子）
9．
過充電保護と過充電復帰（過充電解除）
10．
過放電保護と過放電復帰（過放電解除）
11．
遮断スイッチ
７講 バッテリマネジメントシステムの機能②
時間：２０分
1．
温度計測・制御
2．
SOC推定（電圧推定）
3．
リチウムイオン電池の開放電圧特性
4．
SOC推定（電流積算/クーロンカウンティング）
5．
電圧による推定と電流積算による推定の併用
6．
セルバランス
7．
パッシブバランスとアクティブバランス
8．
SOCバランスと電圧バランスの関係
9．
セルバランスに必要なバランス電流の目安