
2025年9月26日(金) 13:00~17:00 |

特長
■リスキリング/入門者向けシリーズ
・パワーエレクトロニクスに必要な電気工学の専門技術と
パワーエレクエレクトロニクスの基礎技術を1単元ずつセットにして学びます。
本講座は、リスキング講座シリーズ③です。
講座1:
オームの法則・キルヒホッフの法則とパワエレ技術入門
講座2:
交流回路とLC受動素子/モータ技術の基礎
講座3:複素数を使った交流回路計算/パワエレ回路
講座4:交流電力と三相交流/パワーデバイス(準備中)
■複素数を使った交流回路計算/パワエレ回路について
各単元の終わりに演習問題が設けられており、演習を通して各単元の理解を深める構成となっています。
(複素数を使った交流回路計算)
難解と思われている複素数による交流回路を習得するため、交流回路と複素数との対応を分かりやすく丁寧に説明するとともに、
複素数の計算についても解説します。
・交流回路を扱うもう一つの方法としてベクトル使ったフェーザについても、インダクタ・キャパシタ回路を代用例ととして表記法、
活用法について説明します。
(パワエレ回路)パワエレ回路を理解するためにの基本的な4つの法則を紹介し、とくに重要な昇圧チョッパ回路とインバータ取り上げます。
・昇圧チョッパでは、入力電圧より高い出力電圧が得られる昇圧原理、昇圧チョッパを特徴づける4つの式を重点に説明します。
・インバータ回路では、単相回路によりインバータの回路構成と動作原理を示します。
三相インバータ回路では、負荷電流、相電圧、線間電圧に等価回路を使って導出します。
対象
・専門が電機以外で、パワーエレクトロニクス・電力系の専門知識をリスキリングしたい技術者の方。
・専門が電子工学で、パワーエレクトロニクス・電力系の専門知識をリスキリングしたい技術者の方。
・自動車産業に携わり、自動車の電動化の技術を習得し、この分野の業務に関わりたい技術者の方。
学べること
・複素数を使った交流回路の計算方法を理解・習得することでで、回路の解析、さらには回路設計が可能となります。
・パワエレの代表的な回路である昇圧チョッパ回路とインバータ回路の基本と動作原理を理解でき、
簡単なチョッパ回路の設計が可能となります。
概要
■複素数を使った交流回路計算
・ 交流回路の計算を、複素数に置き換えて計算する仕組み複素数計算の有効性について示します。
・ 複素数に関して、(1)文字式として扱う、(2) 2乗で-1、(3) 分母の実数化 といった数学的準備をします。
・ インダクタとキャパシタのインピーダンスに複素数表示が jωL、1/(jωC) となることを説明します。
・ (1)~(3)をもとに、いくつかの代表的な交流回路で演習を行い、計算方法を習得します。
・ 交流回路をベクトルを使って表記するフェーザについて、表記方法と使い方について説明します。
■パワエレ回路
・パワエレ回路の代表として、(1)整流・位相制御回路、(2)DC-DC変換器、(3)インバータ の3種類について、
最も基本的な回路構成と動作原理について説明します。
こうしたパワエレ回路の動作を理解するための4つの基本を紹介します。
・DC-DC変換器の概要について説明した後、パワエレ回路として多用されている昇圧チョッパ回路の昇圧原理、
回路動作を特徴づける4種類の式を説明します。さらに、これらの指揮を使った演習を行います。、
・もう一つの重要回路であるインバータについて、最も単純な単相インバータを取り上げ、動作現率につて説明します。
・単相インバートを拡張した三相インバータで、等価回路を使って電源電圧に対する相電圧、線間電圧、負荷電流を導く。
さらに、演習問題を通して、三相インバータの理解を深める。
プログラム
■複素数を使った回路計算
1.交流回路への複素数の導入
1.1 三角関数から複素数
1.2 少しだけ数学的準備(1) 複素数の計算
1.3 少しだけ数学的準備(2) 直交座標と極座標表示
1.4 インダクタンスとキャパシタの複素数表示
★ 演習問題 複素数の計算
2.複素数を使った回路計算
2.1 こんなに便利 複素数を使った回路計算
2.2 直列と並列の共振回路
2.3 交流計算を可視化するフェザー表示
★ 演習問題 複素数を使った回路計算
■パワエレ回路
3.パワエレ回路の概要とDC-DC変換器
3.1 パワエレ回路概要 3つの回路の紹介
3.2 DC-DC変換器の概要
3.3 昇圧チョッパで電圧を昇圧できるのはなぜ
3.4 昇圧チョッパの設計に便利な定量式
★ 演習問題 昇圧チョッパ回路の計算
4.インバータ回路
4.1 インバータ回路の概要
4.2 単相インバータの回路構成と動作を考える
4.3 単相インバータから三相インバータへの拡張
4.4 三相インバータを等価回路を使って解析する
★ 三相インバータの電流、相電圧、線間電圧
講師
弱電から転向し、独学で学んだ経験からパワエレの基本をわかりやすく解説します。 |
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東京工科大学 名誉教授
名古屋大学院卒業後、東芝生産技術研究所に入社。
以来31年間、研究開発およびそのマネジメントを行う。2015年より現職。
製造現場での豊富な経験をベースに、理論とシミュレーションを効果的に活用した研究を行っている。
平易な語り口での講義も好評で、企業向けの登壇も多い。
工学/理学博士。 |
受講特典
これなら解ける電気数学 |
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本書は、電気電子工学を学ぶ学生を対象とし、とくに大学1, 2年に設定される電気数学のテキストとしての使用を想定しています。同時に大学の3, 4年次生で電気電子の専門科目を学んでいる学生、大学院や企業ですでに研究・開発を行っている研究者・技術者が数学で困った時に容易に自主学習できるように構成してあります。
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日程・受講料
受講料
30,000円 (税別) / 33,000円 (税込)
当日までのご準備
1.Webセミナーアプリ(Zoom)のインストール
・インストールは
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・Zoomの仕様や推奨環境については
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・Zoomの利用方法は
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アプリのインストールが難しい場合、ブラウザでの参加も可能です。詳しくは
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当日の持ち物
1.マイク機能付きパソコン
2.講義資料(事前に協会より郵送します。)
3.筆記用具





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主催
日本パワーエレクトロニクス協会