パワエレ研究開発一筋40年を振り返りながら、
具体的個別の問題解決から幅広くの応用や概論と理論まで
自分の経験やStoryを語ります。
特に、長岡技術科学大学での博士研究時のActive Resistorアイデアから
抽象的なVirtual Resistor概念まで、高調波補償装置から抵抗型変圧器、
Zソース変換器やZソース電力系統まで具体的に話します。
彭方正(Fang Zheng Peng)
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【プログラム】
14:30- Peng先生のご紹介
14:45- Peng先生ご講演「わがパワエレ研究開発人生」
16:30- Q&A
17:00- 休憩
17:30-19:30 懇親会
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【ご経歴】
彭方正(Fang Zheng Peng)先生はパワーエレクトロニクス分野で世界的にご活躍されておられることは皆様方も良くご存じと思いますが、ご略歴を簡単に紹介させていただきます。
1983年に中国・武漢大学をご卒業後、来日されて長岡技術科学大学の赤木研究室で学ばれ、修士号と博士号を取得されました。
その後、1990年から1992年の間、東洋電機製造株式会社に入社され主任研究員としてご活躍されました。
1993年から1994年には東京工業大学(現:東京科学大学)の深尾研究室で助手として勤務され、
その間にマイウエイ技研の設立にも参画されました。
1994年に渡米され、Oak Ridge National Laboratory (ORNL)のパワーエレクトロニクスセンター設立に参加されLead Scientistとして研究されました。
その後(2000年に) Michigan State Universityで教授として勤務され、現在はUniversity of PittsburghのエネルギーGrid研究所の所長としてご活躍されています。
ご研究におきましても皆様よくご存じのActive/Virtual Resistor,Zソースインバータやカスケード型マルチレベルインバータを用いたFACTSに関する研究などをはじめパワーエレクトロニクス領域の非常に広い範囲で顕著な研究業績をあげられております。
IEEE Xploreの掲載論文数は400件を超え、引用件数も17,800件という素晴らしい業績をお持ちです。
受賞歴につきましては、
2005年にIEEEフェローに昇格され、2013年にIEEE IAS Gerald Kliman賞、
2020年にIAS Outstanding Achievement Award、
2022年にIEEE William E. Newellパワーエレクトロニクス賞を受賞されております。
2022年には米国発明家アカデミー(NAI)フェローに殿堂入りされ米国国会の第118次会議にて表彰されました。
また、2025年には全米工学アカデミー(NAE)会員に就任されております。
一般社団法人日本パワーエレクトロニクス協会
技術委員会 委員長 清水敏久