設計基礎技術講座・設計編
講座概要
設計基礎技術講座では、スイッチング電源の設計方法について学習します。実際に販売されているコーセル株式会社製のスイッチング電源LCA75S-12(入力電圧AC100V、出力電力75W、出力電圧12V)を教材として、使用されている部品の種類や特性、各部の機能、回路定数の計算方法などについて学習します。
設計基礎技術講座・設計編では、スイッチング電源の設計プロセスを理解し、回路定数の計算方法や製品の試験方法などについて学習します。
対象者
- パワエレの基礎知識がある方。これからパワエレ製品の設計に関わる方。
学習時間
本eラーニング講座では、約220枚のスライドを使って学習を進めます。各章の終わりには選択式の設問があり、学習の理解度を確認することができます。
学習動画ダイジェスト
1章 予備知識 |
2章 入力部(入力~整流器) |
3章 入力回路(整流後~平滑部) |
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4章 出力トランス(T11) |
5章 出力部 |
6章 インバータ部 |
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7章 制御系 |
8章 雑音端子電圧計算 |
9章 アブノーマル対策設計 |
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10章 表皮効果と近接効果 |
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学習タイトル
1章 予備知識
1.3
時比率(Duty)を求める早見表
1.4
ピーク値(peak)を求める早見表
1.5
平均値(ave)を求める早見表
1.6
実効値(rms)を求める早見表
2.1
効率η
2.2
効率で求められる入力電力Pi
3.3
力率とは(2)
3.4
力率と入力電流Ⅰrms
4.1
具体的に計算する電源の写真
4.2
具体的に計算する電源の回路図
2章 入力部(入力~整流器)
1.0
学習する回路図
1.1
入力電力と出力電力の関係
1.2
入力電圧と入力電流の関係
1.3
損失(電力)最大となる入力電圧は?
1.4
入力電流波形
1.5
入力電流の(最大)実効値の求め方
1.6
入力電流の平均電流の考え方
1.7
入力電流の(最大)平均値の求め方
3.1
ヒューズ(F11)の定格電圧の決め方
3.2
ヒューズの定格電流
5.1
放電抵抗(R24)が無い場合
5.2
放電抵抗の働き
5.3
放電抵抗の抵抗値を求める
5.4
放電抵抗の電圧・電力
6.1
ラインフィルタ(L11)の直流抵抗測定
6.2
ラインフィルタの損失計算
6.3
ラインフィルタの飽和
6.4
ラインフィルタの飽和計算(入力電流)
6.5
ラインフィルタの飽和計算(公式)
6.6
ラインフィルタの飽和計算(実例)
7.1
入力整流器(SS11)の定格電圧
7.2
入力整流器の損失
3章 入力回路(整流後~平滑部)
1.0
学習する回路図
1.1
サーミスタ(TH1)とは
1.2
パワーサーミスタが無かったら
1.3
パワーサーミスタの働き
2.1
接地コンデンサ(C13,C16)の働き
2.2
接地コンデンサの欠点
2.3
漏洩電流の計算方法(基礎)
2.4
漏洩電流の計算方法(応用)
3.1
入力電解コンデンサ(C15)の寿命
3.2
入力電解コンデンサの電圧
3.3
入力電解コンデンサのリップル電流(1)
3.4
入力電解コンデンサのリップル電流(2)
3.5
入力電解コンデンサの容量(1)
3.6
入力電解コンデンサの容量(2)
3.7
入力電解コンデンサの容量(3)
3.8
入力電解コンデンサの容量(4)
4章 出力トランス(T11)
2.1
1次巻線の巻数
2.2
1次巻線の巻数はまだ求まらない
3.1
2次巻線の巻数
3.2
定格出力電圧が出せる巻数
3.3
2次巻数の大小によるメリット・デメリット
3.4
試作する巻数決定
4.1
1次巻線と2次巻線の磁気結合
4.2
T型等価回路と結合係数k
4.3
巻数が異なる場合の等価回路
4.4
励磁電流と通過電流
5.1
1次巻線と2次巻線の静電結合
5.2
安定電位とは
5.3
静電容量に流れる電流
5.4
巻線の表現方法
5.5
等価容量Cotの考え方
5.6
Cot低減方法例
5章 出力部
2.1
2次側整流ダイオード(SS51)
2.2
耐電圧
3.1
出力コイル(L54)のインダクタンス値
3.2
出力コイルの巻数
3.3
出力コイルの飽和特性
3.4
フェライトコアのギャップ位置
4.1
出力電解コンデンサ(C53,C54)
4.2
容量成分に発生する電圧の求め方
4.3
ESR成分に発生する電圧の求め方
4.4
ESL成分に発生する電圧の求め方
5.1
CRスナバ回路(C51,C52,R51)
5.2
CRスナバ回路の欠点
6.1
ブリーダ抵抗(R52)が無い場合
6.2
ブリーダ抵抗が無いと負荷変動大
6.3
ブリーダ抵抗が無ければ出力電圧可変不可
6.4
ブリーダ抵抗設定方法
7.1
2次側接地コンデンサ(C55)
7.2
2次側接地コンデンサの容量と耐電圧
6章 インバータ部
2.1
インバータに流れる励磁電流
2.2
インバータに流れる通過電流
2.3
インバータに流れる電流
2.4
インバータ電流の実効値計算
3.1
インバータのオン損失計算
3.2
インバータのクロス損失
3.3
インバータの容量損失
3.4
インバータの容量損失の容量
3.5
インバータの容量損失計算
3.6
インバータ容量損失低減方法
4.1
インバータオフ直後の電圧上昇
4.2
LC直列共振波形
4.3
インバータオフ時の電圧波形
4.4
インバータオフ時の電圧波形から励磁電流を描く
5.3
対数グラフの傾き
5.4
電圧波形を周波数特性で表す
5.5
具体的にインバータ電圧波形の周波数特性を描く
5.6
インバータ電圧波形の高域特性
7章 制御系
2.1
制御ICの起動・停止条件
2.2
起動回路
2.3
起動回路のばらつき
2.4
ICが停止した時
2.5
ICに並列抵抗を接続
2.6
起動回路のばらつき低減
2.7
電流源ー電圧源変換
2.8
RLCの分圧回路
3.1
トランスからIC電源供給(最小値)
3.2
電源のヒステリシス特性
3.3
ヒステリシス特性が無い場合
3.4
トランスからのIC電源供給(最大値)
4.1
ICの発振回路
4.2
ICのDuty可変回路
5.1
ICのドライブ回路
5.2
外付けドライブ回路
9.1
2次側出力電圧制御回路
9.2
出力電圧設定
9.3
カプラ電流制限抵抗(R53)の抵抗値計算
9.4
カプラ電流制限抵抗(R53)の電力計算
10.1
配線の注意事項
10.2
過電圧保護回路の配線の注意事項
11.1
過電圧保護回路(OVP)は確実に動作させる
11.2
過電圧保護回路(OVP)の設定方法
12.3
回路シミュレータの勧め
12.4
低温と高温に注意
8章 雑音端子電圧計算
2.1
基礎知識(分圧計算)
2.2
基礎知識(カットオフ周波数)
3.1
等価回路化
3.2
等価回路化(モード毎に分ける)
4.1
雑音端子電圧(ノーマルモード)の計算
4.2
発生源計算(インバータ電流)
4.3
発生源計算(電圧)
4.4
発生源計算(周波数特性)
4.5
減衰量計算(カットオフ周波数fp)
4.6
減衰量計算(減衰計算)
4.7
検出部での減衰量計算
4.8
雑音端子電圧(ノーマルモード)の計算まとめ
5.1
雑音端子電圧(コモンモード)の計算
5.2
発生源計算
5.3
コンデンサの分圧計算
5.4
検出と減衰の計算(カットオフ周波数fp)
5.5
検出と減衰の計算(減衰計算)
5.6
雑音端子電圧(コモンモード)の計算まとめ
9章 アブノーマル対策設計
1.1
アブノーマル対策とは
1.2
FMEAとは
2.1
製品としての異常試験
2.2
高温過負荷出力試験
2.3
電解コンデンサ容量抜け試験
2.4
高入力電圧試験
2.5
低入力電圧試験
2.6
入力オンオフくり返し試験
3.1
アブノーマル対策事例(D12)
3.2
アブノーマル対策事例(ZD11)
10章 表皮効果と近接効果
3.1
近接効果(事前の約束事)
3.2
近接効果とは
3.3
近接効果のイメージ
3.4
近接効果が大きく現れる例
3.5
近接効果の例(ギャップ無トランス)
3.6
電流の流れていない巻線でも損失
4.1
抵抗低減方法(リッツ線)
4.2
抵抗低減方法(磁束の乱れ低減)
ご注意事項
- 教材タイトルは、予告無く変更される場合があります。
- 本eラーニング講座の利用は、利用者本人の個人的な範囲に限ります。