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第13回パワエレフォーラム

 

 パワーエレクトロニクス技術者の継続的な育成と交流を目的としてパワエレフォーラムをオンラインで開催します。
 最先端のデバイスの紹介とそのデバイスを利用したパワエレ製品まで今後のトレンドを含めた講演を行います。

 世界的なカーボンニュートラルの課題に対して、製品の電動化が急激に加速化しています。
 企業は、より高付加価値な製品が求められる中で、最新技術は欠かすことができません。

 当協会は、最先端技術の情報をシェアすることで、パワエレ技術者の育成とスキル向上に寄与することを目的としています。
 皆様にお会いできることを楽しみにしています。

 

酸化ガリウム(α-Ga2O3)時代の幕開け 株式会社FLOSFIA 人羅 俊実
シンクロナスリラクタンスモータ駆動システムの開発・製品化事例 三菱電機株式会社 山崎 尚徳
電動車用駆動モータ技術 トヨタ自動車株式会社 滝澤 敬次

 

協賛
キーサイト・テクノロジー
テクトロニクス
テレダイン・レクロイ

 

プログラム 2024年2月9日(金)

 

第13回パワエレフォーラム「聴講」お申込み
第13回パワエレフォーラム「講演資料」付「聴講」お申込み

 

最先端技術

10:00~11:00 座長 東京工業大学 赤木 泰文先生
酸化ガリウム(α-Ga2O3)時代の幕開け 株式会社FLOSFIA 人羅 俊実
酸化ガリウム(α-Ga2O3)は、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)に次ぐ第三のパワー半導体として注目されている。これは、酸化ガリウムの優れた材料物性と低コスト化の可能性に起因する。本講演では、これらの利点と市場への浸透に焦点を当て、酸化ガリウムの社会実装に向けた今後の展望について紹介する。

 

13:00~14:00 座長 東京都立大学 清水 敏久先生
シンクロナスリラクタンスモータ駆動システムの開発・製品化事例 三菱電機株式会社 山崎 尚徳
磁石レス電動機の一種であるシンクロナスリラクタンスモータ(SynRM)は、磁石の調達リスク・磁石材料コスト抑制に対応する有効な手段のひとつでありながら、製品としての市場投入・普及にはいくつかの課題がある。特に大出力のSynRMの場合、モータの磁気設計・強度設計がインバータのハードウェア設計、磁極位置センサレス制御系設計に強く影響するため、各種の設計トレードオフに対して、各技術者の協調が通常機種以上に求められる。
本講演では、インバータ駆動システムの視点、アプリケーションの視点を踏まえ誘導電動機/永久磁石同期電動機/SynRMの得失を概略比較した上で、開発事例として鉄道車両用SynRM駆動システムの話題を中心に紹介する。

 

16:00~17:00 座長 横浜国立大学 河村 篤男先生
電動車用駆動モータ技術 トヨタ自動車株式会社 滝澤 敬次
HEV・BEV用駆動モータの技術について紹介。
初代プリウスから最新のBEV用モータまでの技術変遷を小型化、高効率化、低コスト化技術の視点で整理。また昨今のBEVの高電圧化の流れを受けて、これまでトヨタが取り組んできた高電圧技術と今後の必要技術についても紹介。
またカーボンニュートラルの観点から、モータ技術を紹介。

 

第13回パワエレフォーラム「聴講」お申込み
第13回パワエレフォーラム「講演資料」付「聴講」お申込み

 

講演終了後アンケートに答えると抽選で講演資料が当たる!

 

メーカー講演

11:05~11:25 キーサイト・テクノロジー
誰でも使える動特性試験機と、負荷変動に強く、測定器組込型の直流回生電源
キーサイト・テクノロジー
本セミナでは、前半で動特性試験機、後半で回生型直流電源についてご紹介します。
パワーデバイスの動特性試験に、オシロや電源、信号発生器を組み合わせ、システムを組み上げられている方が多いと思います。ただ、測定の再現性や信頼性、安全性に問題が見られることがあります。キーサイトでは専用機として動特性試験機を提供しており、再現性や信頼性はもちろん、わかりやすいGUIでの操作やデータの管理まで可能な、誰でも手間なく使えるシステムを提供しています。特にGaNのデバイス向けには、測定系のループインダクタンスを低く抑える必要があるため、デバイスに合わせたテストフィクスチャまで提供することで、限りなくデバイス自身の特性に近い波形を測定できるようにしています。
また、スイッチング回路の正確なテストには、電流、電圧を正確に測定する必要があり、電源とは別に、電圧・電流モニタ用のマルチメータや、波形確認用のオシロスコープを利用されていると思います。複数の機器の制御が必要になるため、複雑な制御プログラムの作成が必要になっておられると思います。キーサイトの回生型直流電源は、負荷変動に強いことはもとより、電圧・電流の高精度なモニタ機能を備え、デジタイザを内蔵することで、波形としてのモニタも可能です。外部の測定器が必要なくなりシンプルな系で手間なく測定系を構築できます。電源の出力ノイズも小さく、正確なテストの実施が可能です。

 

11:25~11:45 株式会社ケミトックス
過渡熱抵抗測定を活用したパワーサイクル試験技術の最先端
株式会社ケミトックス
パワーデバイスの信頼性評価の中で最もメジャーな方法である、パワーサイクル試験についてご紹介します。
パワーサイクル試験はパワーモジュールへの電流ON/OFFによる発熱と冷却を繰り返す試験です。これによりパワーデバイス自体の温度も変化し、パワーデバイスの構成部材界面の、温度変化に対する膨張率の違いによる、熱応力または耐熱性を確認します。電気自動車(EV)の普及に伴い、信頼性試験要求が増す中、特に元々マイナーであったパワーサイクル試験を実施するには高度なテクニックが必要となります。
本講演では、弊社のパワーサイクル試験サービスについて、基礎的な部分から最新事例を交えながらご紹介させていただきます。
パワエレフォーラム過去講演動画
今さら聞けない、パワーデバイス信頼性評価の基礎
電源技術に貢献するパワーデバイス信頼性評価
パワーデバイスの故障解析~パワーサイクル試験編~

 

11:45~12:05 テレダイン・レクロイ
3相インバータ・モーターのオシロスコープベース過渡パワー解析
テレダイン・レクロイ
インバータやモータのパワー解析の手法として、オシロスコープベースの解析事例をご紹介します。
オシロスコープは、他のパワーアナライザ機器に比べて、急峻な立ち上がりエッジをもつWBGデバイスにも対応できる非常に高いサンプリング速度と帯域を持ち、スイッチング周期ベースでの非常に短い時間から数分間にわたる長い時間まで、パワーパラメータ、メカニカルパラメータの時間変動を可視化する過渡応答解析をすることが出来ます。またトラブルシュート時にはオシロスコープの汎用デバック機能をフルに使ってシステム挙動の相間をとることで迅速な原因特定が可能です。こうした手法を実際の事例を交えながら解説いたします。
パワエレフォーラム過去講演動画
パワーエレクトロニクスで使用する高電圧プローブの正しい選び方
オシロスコープカスタマイズ機能を活用したカスタムパワーパラメータ作成

 

14:05~14:25 テクトロニクス
カーボンニュートラルに必須!SiC/GaNデバイスのスイッチング電源評価
テクトロニクス
GaNおよびSiCを使用した高効率電源は、カーボンニュートラルの達成に向けて効果的です。
ただし、従来の測定手法ではGaNおよびSiCを使用したスイッチング電源を正確に評価することが難しい状況があります。
よって、現在の測定結果が正確であるかどうかを確認する必要があります。
このセッションでは、具体的な測定事例を紹介しながら、GaNおよびSiCを使用したスイッチング電源に関する課題の解決方法を解説します。
パワエレフォーラム過去講演動画
GaN SiCパワーデバイスにおけるスイッチング電源評価

 

14:25~14:45 株式会社スマートエナジー研究所
メガヘルツスイッチングシミュレーションへ
株式会社スマートエナジー研究所
高性能、小型化を実現する次世代半導体として、GaN/SiCパワーデバイスが注目を集めています。
一方で、GaN/SiCパワーデバイスは、半導体特性がSiとは大きく異なり、「現行のシミュレータではスイッチングが急峻になり、結果が収束せず、複雑な回路を解析できない」「スイッチング周波数が数メガヘルツに高周波化し、解析に要する時間が従来の10~100倍に増えた」といった新たな課題が出てきました。
本セミナーではGaN/SiCのモデルに対応した回路シミュレータScideamを用いることで、これまで難しかった上流設計での損失解析を行う手法や注意点を解説していきます。
パワエレフォーラム過去講演動画
Scideamで実現する電源の損失解析フロントローディング

 

14:45~15:05 電子磁気工業株式会社
磁気測定の基礎 軟磁性材料の直流磁化測定
電子磁気工業株式会社
電子磁気工業は、60年以上に亘り、磁気応用技術を用いた非破壊検査機器、着磁・脱磁装置、磁気計測機器の開発・製造を行っています。
本発表では、軟磁性材料の直流磁化測定手法であるリング測定、エプスタイン測定などについてやさしく解説します。さらに交流磁化測定や直流重畳磁化測定などの測定方式についても紹介します。これから評価を検討している方、磁気測定にお困りの方の一助となればと幸いです。また、最新の技術開発について簡単に説明させていただきます。
パワエレフォーラム過去講演動画
磁気測定の基礎 直流磁化測定の各種手法について
磁気測定の基礎 評価法の種類と利点について
磁気測定の基礎 磁性材料の評価法について

 

15:05~15:25 Mywayプラス株式会社
パワエレモデルベース開発の壁にぶつかったときの対処法
Mywayプラス株式会社
近年、お客様からモデルベース開発という言葉をより一層聞くようになりました。
ただし、お客様と打合せをするとモデルベース開発への移行が順調に進んでいる方は非常に少なく、皆様色々な課題で移行が難航しているというケースが多くみられます。
皆様の課題に対してMywayがどのように解決しているかという説明をいたします。
パワエレフォーラム過去講演動画
モータの基礎から応用まで幅広く学べる環境作り

 

協賛
キーサイト・テクノロジー
テクトロニクス
テレダイン・レクロイ

 

申込特典

2023年2月開催-最先端技術 で講演した2名を聴講できます。
脱炭素化とエネルギーマネージメントに貢献する集積化パワーエレクトロニクス技術 東北大学 高橋 良和

 

建設鉱山機械のCo2削減と電動化に向けたコマツの取組 株式会社小松製作所 宗田 昭彦

 

第13回パワエレフォーラム「聴講」お申込み
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