• Btn mail
  • twitter
  • facebook
  • line
  • mail
  • 会員登録
  • ログイン

 ―――「DC/DCコンバータの徹底理解講座(フォワード型とブリッジ型)」の受講で得られる知識を教えてください。
 フォワード型とブリッジ型は、DC/DCコンバータの一番基本になる回路ですので、DC/DCコンバータを扱う方は、ある程度詳しく知っておかなければならない回路方式だと思います。このセミナーでは、フォワード型とブリッジ型について、動作原理から始まり、特徴や長所、短所、設計方法を詳しく説明しますので、役立てていただけると思います。
 フォワード型やブリッジ型には、いろいろな回路方式があります。フォワード型ですと、1石式、2石式、アクティブクランプ方式などの回路方式があります。それぞれに特徴があり、使い分ける必要があることなど、フォワード型とブリッジ型の基礎から応用までを詳しく説明します。DC/DCコンバータを設計する方、開発する方、製造する方、また使う立場の方にも、とても役立つのではないかと思います。
 ―――「DC/DCコンバータの徹底理解講座(フォワード型とブリッジ型)」理解することで、どのように業務に活用出来ますか。
 フォワード型とブリッジ型は、DC/DCコンバータの非常に重要な回路ですので、これを理解することで設計、開発、品質管理、製造または使う立場の業務をされている方にも役立つと思います。DC/DCコンバータ関係者の皆さまには、是非受講していただきたいです。
 ―――「平地先生」が設計に参画した製品と設計の苦労話をお聞かせください。
 フォワード型もブリッジ型も、会社に勤めていた時には、たくさん開発しました。フォワード型は大きく分けて、1石式と2石式の2種類があります。どちらも動作原理は同じなのですが、特性が全く違います。2石式は、スイッチング損失が少なくて大容量の製品を作ることができます。1980年代後半に、2石式を使って5kWのDC/DCコンバータを開発しました。当時としては、画期的な製品でしたので学会発表をたくさんして、多くの方に聞いていただきました。
 フルブリッジ方式でも、いろいろな製品を開発しました。苦労したのは偏磁対策です。電流型フルリッジ方式ではFETのサージ電圧対策に大変苦労しました。当時はトラブルに直面し、やみくもにいろいろな対策をしましたが、おちついてからは、動作原理から考えて実施した対策を理論的に考えるということをしました。その後、学校の先生になってからは研究をいろいろと重ねて、DC/DCコンバータの動作を基礎から深く理解することができるようになったと思います。また、それらの内容は研究成果として、たくさんの学会で発表したり平地研究室のHPで公開もしています。このセミナーでは、それらの研究結果も判り易く詳しく報告しますので、役立てていただければと思います。