何のための勉強か
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- 40代以上社会人 楊 仲慶さん
- 2024/08/05
2024/8/5 vol.71
わが社（Mywayプラス）は、今が成長期で、毎年多数の求人を行っています。会社説明会に来てくれた皆さんはわが社の教育制度や能力アップの支援体制に大変感心したようで、「是非、応募したい。ここでは、自分の能力アップができそうで。」とおっしゃっています。しかし、私は首をひねます。会社は仕事をする場所。「給料をもらうことは、それなりに貢献しなければならない。勉強だけなら、給料をもらうのではなく学費を払ってほしい。」と思うのです。
もちろん、どんな人でも、会社に入った後、さらに勉強しなければなりません。特に、技術者の場合、先輩や仲間に教えてもらったり、実務訓練を受けたりすることが必要です。重要なことは、「会社の成果に貢献するための勉強か」、それとも、「自分がキャリアアップするための勉強か」という心の持ち方です。両者は同じように見えますが、まったく違う運命になります。前者は、仲間に信頼され会社に重用され、金銭のみならず、心の報酬も多く手に入ることでしょう。後者は、職場を転々としても、愚痴をこぼしながら恵まれない人生をおくることになるでしょう。
実は、チーム活動や交友も同じです。チームのために、仲間のために一生懸命勉強する人は、誰もがその人を応援します。逆に自分のステップアップのために、チーム・仲間を踏み台にする人は、誰からも嫌われます。
私もお客様満足するために、会社業績向上のために、一生懸命自己啓発に励む人は、心から応援します。自分のキャリアアップだけを考える人は嫌いで、頭がよくても、決して重要ポストには起用しません。要は、「その人が所属企業・チームの成功のために勉強するか、それとも自分の地位を高めるために勉強するか」です。これから転職・就職する皆さん、是非わが身を省みてください。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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