技術者の貢献度
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- 40代以上社会人 楊 仲慶さん
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2024/4/15 vol.55
わが社は月1回、全社定例発表会を行っています。毎月1人か2人、自分の過去を振り返り、強みと弱みを分析し、今後のキャリアビジョンや目標などについて、発表します。先月は、あるベテラン技術社員の発表がありました。彼は自分自身を分析し、今後どうすれば、自分の価値を高めることができるかについて発表しました。
そのベテラン技術者の自己分析は、自分は今40歳を超え、技術スキルの伸びが既に鈍化しており、まもなく飽和します。今後、自分の価値（貢献度）を高めるには、これまでの経験・知見を活用し、職場環境や業務改善に積極的に取り組み、後輩育成にも力を入れることです。大変的確で、彼の今後の成長を楽しみにしたいと思います。
技術者の貢献度（価値）について、私は下記3つがあると思います。
1）直接に売り上げや利益に対する貢献
2）環境改善や業務改善などの取り組みに対する貢献
3）後輩育成に対する貢献
ここで、1）は今を生きるための貢献で、2）と3）は明日を生きるための貢献です。
どんなに有能な人でも、一個人でできる仕事の量は精々人の倍ぐらいです。より貢献度をあげるには、やり方･仕組みを改善したり、後輩を育成したりして、いわゆる組織・集団で成果をあげるしかありません。そのことの本質がわかって、日々実践できる技術者が会社・組織に重用とされ、成功するのです。
一般社団法人 日本パワーエレクトロニクス協会
代表理事 楊 仲慶
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