パワエレ分野の中小企業という条件では、候補の会社が多すぎてしまうと思います。
個人の考え方で、合う合わないがあるので全員にお勧めの会社を記載するのも難しいです。

就職活動を始めたばかりでは、会社のどのような部分を重視したいかも整理できていないこともあると推測しています。
また、重視したい部分が整理できていても、会社のHPや求人情報だけ見ていても分からないことが多い、というのが私個人の実感です。

ご提案ですが、まずは身近な実験室にある電源の会社の会社説明会などに参加して、直接担当の方から強みの説明を聞いたり、会社の雰囲気が合うかなど確認してみてはいかがでしょうか。
ある程度、考えても答えが出ない場合は「行動する」がお勧めです。

企業のホームページやカタログでは把握しづらい部分でもあるため、実際に会社見学などの機会を利用し、現場の技術者へ質問してみたり、業務の選択肢がどの程度あるか、業務の変更希望を行う制度があるかなど確認することが一つの手段だと思います。

就職後に良い会社と感じるには、仕事を好きになれるかが鍵になるかと思います。
給与など待遇はひとつの指標ではありますが、待遇が良くても仕事を好きになれなければ、満足できないと思います。

人事担当として2卒(学校卒業後5年未満の転職希望者)の転職フェアに参加し、感じることは就職活動を一生懸命やった方が、こんなに多く早期で転職を考えるのかということでした。
参加者に転職決断の背景を聞いたところ、就職活動で描いていた就職後のイメージと実際のギャップが大きかったとの意見が多数ありました。
また、転職エージェント担当者からは上記のような方は求人倍率と比例し増加傾向にあり、ほとんどの方が2社目でも同様のギャップを感じるが、これが現実と認識され、定着していくとのことでした。

パワエレ関連の企業へ就職しても分野は広く、必ずしもすぐに仕事が楽しいと感じる業務を担当できるとは限りません。就職先や配属に将来を任せるのではなく、自分で任された仕事を好きになる努力は必ず必要になると思います。
興味がないものを好きになる方法は、人それぞれですが、自分なりの方法を見つけることができれば大きな財産になると感じます。